高市氏支部に3000万円寄付した宗教法人とは 妥当性検証できず
毎日新聞
2026/4/25 05:01(最終更新 4/25 07:20)
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宗教法人による政党支部への多額の寄付について、外部からの検証が難しいことが明らかになった。企業・団体献金のあり方は政治改革の主要なテーマに位置付けられており、専門家は「抜け道になる危険性」を指摘する。
教団を訪ねると…
奈良市のJR奈良駅から歩いて10分ほど。閑静な住宅街の一角に宗教法人「神奈我良(かむながら)」の建物があった。2階建ての建物内には極彩色の和太鼓が並び、その奥に祭壇が見えた。
声をかけた高齢女性は「管理人のようなことをしている」。この建物について「天照大神を祭っている。来るのは観光客ばかり」と話した。
登記簿によると、法人の代表を2000年から務めているのは、奈良県内を拠点とする事業グループ代表の女性だ。この法人が高市早苗首相の「自民党奈良県第2選挙区支部」に24年、3000万円を寄付していた。
寄付の仕組みは
政治資金規正法では、政治家個人に対する企業や団体の寄付が禁じられている一方で、政党や政党が指定する政治資金団体には認められている。
企業や団体は、会社▽労働組合または職員団体▽政治団体を除くその他の団体――に分けられており、資本金や年間経費ごとに寄付上限額が定められている。
宗教法人は「その他の団体」に該当する。限度額を超えた寄付のほか、それを受け取った場合は1年以下の拘禁刑または50万円以下の罰金と定められている。
3000万円を寄付するには前年の年間経費が6000万円以上であることが必要となるが、この要件を満たす寄付といえるのか。経費を知る方法を調べた。
教団、行政に聞いてみた
宗教法人法25条では、…
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