【速報】嶋津雄大、パラデビュー戦で世界新 5000mで衝撃走
5000メートル(視覚障害)でパラ世界新記録を樹立した嶋津(写真提供:日本パラ陸上競技連盟)
パラ陸上グランプリシリーズ2026第3戦(大会2日目)が24日夜(日本時間25日未明)、モロッコ・ラバトで行われ、今季からパラリンピックへの挑戦をスタートさせた嶋津雄大(GMOインターネットグループ)が男子5000メートル(視覚障害クラス)に出場。序盤から主導権を握り、14分03秒45の世界新をマーク。デビュー戦で世界の頂点に立った。
嶋津は創価大学時代、箱根駅伝で2度の区間賞を獲得。実業団入り後も成長を続け、今年のニューイヤー駅伝では6区区間賞の走りでチーム初優勝に貢献した。
生まれつきの進行性疾患である「網膜色素変性症」の影響で、暗所での視認性低下や視野狭窄がある。それでも競技力を高め続けてきた嶋津は、さらなる可能性を求め、昨年パラ陸上への挑戦を決断した。
今年1月の国内クラス分けで弱視のT13に分類され、日本パラ陸上競技連盟の強化指定選手に選出。21日に受検した国際クラス分けでは「T13 FRD2028」と判定され、国際大会への出場資格を得た。
健常者レースとパラ競技を両立する“二刀流”として、2028年ロサンゼルス大会ではオリンピックのマラソン代表入りと、パラリンピック5000メートルでの金メダル獲得という前人未到の目標に挑む。
5000メートルで世界記録を樹立し、喜びのGMOポーズ(所属先)を見せる嶋津選手(写真提供:日本パラ陸上競技連盟)
レース後、嶋津は「(パラ陸上初参戦)とても新鮮な気持ちで走れました。スタッフの方々の声援をいただき、日本でも応援してくれる方々がたくさんいて、その人たちの気持ちも背負って走りました。時差もありましたが(モロッコ入りして5 日間で)何とか調整して今の最大限の走りができたと思います。次は6月の日本陸上の5000mが控えているので残りの2か月しっかり調整していきたい。」と語り、新たなステージでの確かな手応えをにじませた。
(情報提供:日本パラ陸上競技連盟 文:越智貴雄)