〈あまりにバカそうすぎる〉強盗予備容疑で“闇バイト”5人逮捕…“質の低下”で狂暴・凶悪化への懸念
「様子見している可能性がある」
‘25年に摘発されたトクリュウの容疑者は1万2178人で前の年よりも2割増えた。その6割を30歳未満の若者が占める。このうち強盗事件での摘発者は304人で44人減っている。印象としても’24年に発生した首都圏連続強盗事件で実行犯が軒並み逮捕されて以降、闇バイト強盗は少し沈静化したイメージがある。だが、それは根絶されたからではないと、裏社会ジャーナリストの石原行雄氏は警告する。 「最近、取材で裏社会の人間に会ったときに高確率で聞かれるのは、『“ルフィ”事件の残り3人は死刑になるのかどうか?』ということなんです。2月に首謀者の一人、藤田被告に無期懲役の一審判決が出ましたが、あとの3人がどうなるかということに注目しているようです。 ですから、一時期は週に何件も発生していた闇バイト強盗が最近なりを潜めているのは、指示役などの中枢にいる人間が、『捕まったらどうなるか?』を、“様子見”をしている状態だという可能性があります。 この3年で捜査手法も急速に進化しています。これまでは末端の連中の“トカゲのしっぽ切り”で済んだのに、最近ではリクルーターや指示役も捕まるようになりました。だから“やらせる側”も逮捕のリスクを意識しないとできなくなったということでしょう。私は『ルフィ』の残り3人の判決が、今後闇バイト強盗が減るかどうかの分水嶺になるとみています」
今後はますます狂暴・凶悪化する!?
今回、事件を起こす前に捕まってしまった闇バイトたちのお粗末ぶりについては「闇バイトに採用される人間の“質”が全体的に落ちている」からだという。 「闇バイトはしょせん末端の捨て駒なので、アホなほうが使いやすいんです。絵図はすべて上のほうで描くので、自分の判断で勝手に動かず、言われた通りのことだけをやる人間のほうが都合がいい。アホはお年寄りを殴れと言われれば平気で殴る。自分で考えちゃうと殴れませんよね。でも、あまりアホすぎても『パチンコが当たっているから』などと平気で現場に来なかったりするから困る。 以前はリクルーターがちゃんとその辺りを見きわめていたのですが、’24年ぐらいから特殊詐欺の件数が増えてどんどん人を集めるようになった。それまでは末端の仕事をして見どころのある人間がリクルーターになっていたのが、いきなりリクルーターとして採用される人間も出てきた。リクルーターのレベルがどんどん下がっていったんです。その連中が今までは採っていなかったような人間でもどんどん採用してしまっている可能性があります」 実行犯が“しごでき”ではなかったおかげで、今回は犯罪を未然に食い止められたともいえるのだが、その反面怖ろしいこともあるという。 「一昨年5月に『つばさの党』の代表ら3人が逮捕されたときに笑顔でダブルピースをしていましたが、それ以降、そういう例が増えた気がします。昨年11月に逮捕されたナチュラルのメンバーも両手で中指を立てていましたし、送検で目立つことをするのは、一部の人の琴線に触れる何かがあるのかもしれないですね。 ただ、怖いのは狛江市や横浜市青葉区の強盗事件でも死者が出ているように、アホは殴れって言われたら、思い切りバールでお年寄りの顔を殴ったりする。暗証番号を聞き出す前に死なせちゃいけないとか関係ないんですよね。そういう極度のアホが末端の現場に増えてくると、犯行自体の狂暴性、凶悪化がますます加速していく怖さがある。今回捕まった連中が強盗を実行していたら、目的がカネや宝飾品でも死人を出してしまったということも十分あり得たと思います」 闇バイトよる犯罪はどんどん狂暴化、凶悪化しているのだ。 ※「FRIDAYデジタル」では、皆様からの情報提供・タレコミをお待ちしています。下記の情報提供フォームまたは公式Xまで情報をお寄せ下さい。 情報提供フォーム:https://friday.kodansha.co.jp/tips 公式X:https://x.com/FRIDAY_twit
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