ドラフトROAD2023

8・6開幕の甲子園でブレイクする選手は/7・31

第98回全国高校野球選手権で優勝して喜ぶ、完投勝利を挙げた今井達也投手(中央)ら作新学院ナイン

全国高校野球選手権は8月6日、甲子園球場で開幕する。国内全球団のスカウトが出場校が1巡するまで、ネット裏から熱い視線を送る。

注目選手は、各担当スカウトからリストアップされており、編成を含めた幹部や他地域のスカウトもデータどおりか、タイム計測なども含めて注視していく。

これだけデータも集まり、映像でも伝えられるようになっていても、過去、地区大会での情報以上の活躍をして、一気にドラフト上位まで評価を上げた例はある。

2016年の作新学院の右腕・今井達也投手がその筆頭だ。その頃は、ビッグスリーとまでいわれた3投手が目玉だった。その年の横浜・藤平(楽天D1位)、履正社・寺島(ヤクルトD1位)、花咲徳栄・高橋昂(広島2位)で、下馬評では優勝候補に挙がっていなかった作新学院が、今井の快投と打線の積極的な攻撃で快進撃を続け、全国制覇を成し遂げ、その年、今井は西武に1位指名された。その今井は7年目の今、ローテーションの一角だ。

「栃木大会の序盤と全く違った。エースだったが、2番手の入江(大生投手→明大、DeNAドラフト1位で2021年入団)と2人で投げていたものとは、別な感じがした。甲子園のマウンドでのスピード、切れは栃木と全然違った」

当時、担当スカウトがそう話していて、巨人・山下スカウト部長が『ビッグ4にしなきゃいかんか?』とまで口にしたほどの急成長に映った。

その状況について作新学院・岩嶋部長は、こう振り返っていた。

「ウチは、夏の大会に入っても甲子園に行っても調整なんてない。『練習してうまくなるんだ』とやっている。だから、準決勝、決勝によくなるんだという気持ちでやってきたものが出たんでしょう」

今年の代表決定からすれば、甲子園の開幕日まで早く決まったところは2週間以上の時間がある。地方大会の疲れがとれ、リフレッシュした状態が期待されるが、それ以上に鍛えられ、進化した姿、負けられない地方大会から、勝ちに行く甲子園で持ち味を存分に発揮する選手が待ち望まれる。(赤堀宏幸)

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