- 1二次元好きの匿名さん26/04/19 11:42:43
・SSスレの続きです
・日虎日くらいのかんじ
・日車にたくさん「アガ(死)」をさせたくて始めたけど着地を見失っている状態に2スレ目へ
・(死)には羞恥嫉妬眩しさ気まずさの理由があります
・長くなっちゃった どうおわんだこれ
あらすじ
夢に宿儺が現れ「やーいお前小僧の2番目の男〜」という事実を突きつけられた日車寛見(36)。荒れ狂うような胸の痛みの正体について天才的な頭脳をフル回転させて考えるも提出した答えは宿儺にダメ出しを食らい、その上3日間に渡る過酷な任務のせいでもう心身はボロボロ。
そんな状態でまさかの虎杖との裸の付き合い(風呂)チャンス!しかし疲れ切った彼はそれにも鈍い反応しか返さない!!クソボケ!!しかし過剰な疲労と虎杖の眩しさの交互浴で彼の強靭な思考ネットワークに綻びが生じ、ついにその感情は嫉妬だと理解!!本人以外全員わかってたぞ!!!
「……ア(死)」した日車は無事なのか。いつになったら七海に土下座がができるのか。こんなちょっかいを出す宿儺は一体なんなのか。
目を覚ました日車に待ち受けるものとは……?
【閲注】日車「俺で二人目……?」|あにまん掲示板宿儺「そうだ日車寛見。小僧に未来を託し、呪術師しての使命と自分の役割を肯定しながら死んでいく(※未遂込み)大人の男は貴様で二人目だ」日車「……だからどうした。たしかに今俺は何故か多少の心の痛みを感じて…bbs.animanch.com前スレ
- 2二次元好きの匿名さん26/04/19 11:47:54
- 3二次元好きの匿名さん26/04/19 11:51:05
日車が死んだところからスタート!
- 4二次元好きの匿名さん26/04/19 12:03:16
土下座されてもナナミン困っちゃうよ
- 5二次元好きの匿名さん26/04/19 12:04:40
2スレ目やったー!
- 6二次元好きの匿名さん26/04/19 12:17:32
ネタスレから始まったとは思えない読み応えのあるSSが織り成されていってめちゃくちゃ楽しく読んでるよサンキュースレ主!
ナナミンとヒロミン似てそうで似ていないちょっと似てる大人達! - 7二次元好きの匿名さん26/04/19 12:21:52
いやー前スレの虎杖の「日車とナナミンは似てないよ、ナナミンの方が大人っぽかったし、あっでも死に際(片方未遂)は似てたかも」の日車の情緒のジェットコースターのレールをブレブレにする告白が面白すぎた
- 8二次元好きの匿名さん26/04/19 12:34:13
たておつ
- 9二次元好きの匿名さん26/04/19 12:45:07
「前言撤回」のところ笑ったしめちゃ好き
あれでもまだ自覚前だったというね
まだこの2人を見守れることが嬉しいよ - 10二次元好きの匿名さん26/04/19 12:47:12
篤「お前なぁ、ちゃんと見とけっつったろ虎杖!」
虎「いやいやいや!ちゃんと風呂からは早めにあがったんだって!!」
篤「結局倒れてんだから誤差だ誤差!」
虎「あの状態じゃ絶対どっかのタイミングで倒れてたから不可抗力だってぇ!!そもそも日下部先生が仕事押し付けすぎただからだろ!!」
篤「ぐっ」
どこからか聞こえてきた騒がしく言い合う声で意識が浮上する。
目を開くと、見慣れつつある木製の天井。ああ高専の学内だとまだ覚醒しない頭で考える。体を包み込む布団は柔らかく、久しぶりの休息の余韻で瞼が下がりそうになるが、遠慮のない声量がそれを阻害して日車を起こしにかかる。
日「んん……」
虎「あ、日車起きちゃった」
日「……ここは」
虎「医務室だよ。2時間ぐらい寝てた」
篤「バカお前でかい声出すから」
家「二人ともうるさかったでしょうが」 - 11二次元好きの匿名さん26/04/19 12:55:30
その騒がしい会話は『どこからか』などというものではなく、枕元で繰り広げられていたらしい。ベッドの周りにゆっくりと目を向けると、虎杖と日下部、そして家入がその傍に立って話し合っているようだった。
人に囲まれている中で横になり続けるのも気まずく起きあがろうとするが、家入がそれを手で制する。
家「日車さんは寝ていてください。ほら二人とも、無事がわかったんだから出ていって。睡眠時間としちゃ全然足りてないんですからこの人。あー、こんな時甘井がいれば点滴の代わりにカロリーぶち込めるのに……」
日「迷惑をかけました……大丈夫です、一度起きて水でも飲みます……」
虎「すんません家入さん、俺ちょっと、日車と二人にしてもらっていい……?休ませなきゃなのはわかるけど、覚えてるうちに」
日「っ!」
虎杖の言葉を聞いた瞬間、日車の脳内に先ほどまで晒していた醜態の記憶が沸き起こる。
できれば存在しない記憶であってほしいが、否定するにはついさっき確実に起きた出来事すぎる。その内心の嵐の中心にいる虎杖が自分と二人に?無理だ。今も無理だし今後一生無理だ。
明らかに狼狽し始めた日車の姿を見て、日下部と家入が顔を見合わせる。それにさえ気が付かず、日車は往生際悪く逃げようと試みてしまう。
日「い、虎杖。大丈夫だ、俺は大丈夫だからちょっと一人にしてくれないか、水を飲んだらまた寝かせてもらうから」
篤「……虎杖、こいつなんか隠してる?」
虎「あーうーん、そうね」
篤「なるほどな。家入、いったん出るぞ」
家「わかりました」
日「勘弁してくれないか……」
弱々しく懇願する日車を無視し、二人の大人は部屋を後にする。
ぴしゃりと無情な音を立ててドアが閉じられ、またしても日車は虎杖と二人になってしまった。 - 12二次元好きの匿名さん26/04/19 13:26:24
- 13二次元好きの匿名さん26/04/19 13:29:11
すっくんゲラゲラ笑ってそう
それでいい(画像略) - 14二次元好きの匿名さん26/04/19 13:33:01
- 15二次元好きの匿名さん26/04/19 13:50:38
今後一生二人きりになりたくないって相手に思われてたら結構な拒絶だよな
日車がそう思うなら虎杖はこれきりにすると思うけど……一過性の感情であるといいな - 16二次元好きの匿名さん26/04/19 13:58:10
- 17二次元好きの匿名さん26/04/19 17:15:45
- 18二次元好きの匿名さん26/04/19 17:21:07
- 19二次元好きの匿名さん26/04/19 17:24:16
>>14は15歳に懸想したことがある36歳あにまん民でありことさらに日車に感情移入してしまっているのかもしれない……
- 20二次元好きの匿名さん26/04/19 18:14:21
なんか虎杖が学校の先生みたいなこと言い出して草生えてる
でもこの恥を突きつけられそうな焦り
分かるぞ日車 - 21二次元好きの匿名さん26/04/19 21:45:58
- 22二次元好きの匿名さん26/04/19 21:47:27
ダイスが言うならしょうがないか コメディ度が高くても
- 23二次元好きの匿名さん26/04/19 21:48:08
ダイスさん? 期待しちゃうよ?
- 24二次元好きの匿名さん26/04/19 21:48:18
- 25二次元好きの匿名さん26/04/19 21:50:33
ヤッタァ!純愛の伝道師・乙骨先輩がついてくれるなら安心だネ!
- 26二次元好きの匿名さん26/04/19 22:00:18
日車が些細な事で(死)してすっくんがゲラゲラする流れになりそうで嬉しいよ
- 27二次元好きの匿名さん26/04/19 22:09:31
布団から上半身を起こした状態で、日車は冷や汗をかく。
裁判所に立たされる被告人の気持ちが今ならわかる。あれだけの愚行を晒してしまった自分にどのような沙汰が下されるのかわからない不安で、喉が締まって声が出ない。
しかし虎杖の口から出たのは、思いもよらぬ謝罪の言葉だった。
虎「……ごめん……!俺日車の体調とかなんも考えずに言いたくないこと喋らせてたよな」
日「…っ?な、なぜ君が謝る。悪いのは俺だ、全て俺が悪い……」
虎「落ち着けって!多分俺さ、全然話についていけてなかったんだよ。本当にごめん。日車がぶっ倒れるほど思い悩んでいることを甘く見て、自分は思い出語りなんかしちゃって。それが日車にとってどれだけ深刻なのかわかってなかった」
日「ちがう、俺が君に話してくれと頼んだんだ。君はそれに答えてくれただけにすぎない。それを聞いて勝手にこんな無様を晒しているんだから、頼むから謝らないでくれ」
虎「……」
日車は俯いて、理解してしまった自分の本心について思いを巡らせる。
あの、命の終わりを受け入れた瞬間。後にも先にもないであろう自らを断罪できるこの上ない機会。宿儺を殺すことだけを考える部品の一つになり、歯車が大きな目的に向かって噛み合い動くかのように虎杖に自分の全てを託し、その姿を目に焼き付けたあの一瞬。
二度と味わいたくない苦渋であり、人生で最も甘美な出来事かのような矛盾した衝撃。
それが自分だけのものではないかもしれないと思うと、苦しい。
恋慕にも似た独占欲。
死者に対して嫉妬が込み上げるほどの。
そんなものを、この少年に向けている。
日「大の男が他人の過去に掻き乱され、自己の存在を揺るがせて滑稽に錯乱する醜態を、他でもない君に見られてしまった。どんな顔でいればいいかわからないんだ……一人にしては、くれないだろうか」
虎「……一応、俺がここに残って聞きたかったのは、今寝ていた間にまた宿儺が出たかどうか、ってことだったんだけど」
虎杖は、ううんと唸り、腕を組みながら続ける。
虎「ちょっと俺の話も聞いてくんない?」 - 28二次元好きの匿名さん26/04/19 22:15:40
>二度と味わいたくない苦渋であり、人生で最も甘美な出来事かのような矛盾した衝撃
うんうん…"成"った瞬間というか……日車の中ですごく大事な瞬間だったよな
- 29二次元好きの匿名さん26/04/19 22:38:00
このレスは削除されています
- 30二次元好きの匿名さん26/04/19 22:49:56
主文後回しとはこういうことか、と日車は観念する。
逃げられるわけがないのだ。こんなに汚い感情を持つ自分が。
返事をしない日車の姿を肯定と捉えたのか、虎杖は口をひらく。
虎「……はあ、もう、日車はさぁ」
びく、と日車の肩が震える。
虎「……多分、さっき寝てる間は宿儺、出なかったんだろ?俺ずっとここにいたんだけど、あいつの気配は全くなかったし、魘されもせずかなりぐっすり寝てたんだよね。合ってる?」
日「……ああ」
虎「だよな。もしなんかの術式で存在の書き換えとか自我の消滅とかそういうことを仕掛けてくるんだったら、さっきのタイミングだったと思うんだよ。かなり警戒した。でも目ぇ覚ました日車に怯えた様子はないし、逆に宿儺が出なかった安堵みたいなものも感じなかった。あんなに取り乱してたのに。宿儺じゃないんだ原因は……じゃあ日車が恐れてることってなんだろうって、考えたよ」
日「……」
虎「ねぇ日車。俺、日車をナナミンの代わりになんかしてないよ」
日「……君は本当に聡いな」
ああ、全てばれてしまっている。
いつもの日車であれば、今からだって宿儺や呪霊のせいにして誤魔化すことができただろう。しかし今の彼に、そんな余力は残っていない。
虎杖という曇りなき眼をもつ裁判官に、裁かれなくてはいけない。 - 31二次元好きの匿名さん26/04/19 22:54:09
虎杖からクリティカルが出てるなぁ!
さっきのタイミングで現れなかった宿儺は瀕死の獲物にはもう興味がないということか真実に辿り着いて飽きたのか、気まぐれフェアリーらしいことだ - 32二次元好きの匿名さん26/04/19 23:21:06
虎杖は、日車の肯定を受けて押し黙る。
優しい彼のことだから、日車を擁護する言葉を考えているのだろう。だがそんな必要はない。これ以上、虎杖に自分を庇わせたくない。
日「思えばずっと宿儺はこのことを言っていたんだな。答えは初めから提示されていた。本心を言え、罪悪感で蓋をするなと。自分の気持ちにも気付かず嫉妬に踊る俺の姿はさぞかし見ものだっただろう。これが俺の問題だと言ったのはこういうことだ。説明できなかったことを許してほしい」
虎「……」
日「そうだ……俺は、君が俺を通して他の誰かを見ているんじゃないかと思うと耐えられない。君の目すら見られないなどと言いながら、その君の視界に自分がいないことを考えると気が狂いそうになる。そんな昏い感情からずっと目を逸らしていたんだ……それを自覚した今、その気持ちは治まるどころか焼き焦げそうなほどに疼いている。本来なら君が良き先達に囲まれ育まれたことを喜ばしく思うべきだ。いや、それは確かに幸甚だ。その成長の先で俺は君に出会えたんだ。それなのに、自分がその中にいないことが許し難い」
虎「ひ、日車」
日「宿儺は言っていた。俺が死ぬことで君に爪痕を残したいのではないかと。それを完全に否定することはできない。だが君のそばを離れ——それでどうなる。俺なんかがいなくなって、それでなんだと言うんだ。わかっている。君は逝った者のことを忘れたりしない。だがいつか過去のひとかけらとして矮小化されてしまうとしたら、そんなことは」
虎「ちょっと!」
日「っ」
虎杖の静止の声に、日車は言葉を止めた。
ああ、死ぬつもりはないなんて言ったその日にそれを裏切るようなことをぶちまけてしまった。自暴自棄にも程がある。だが、こうして最終陳述は終えた。自分の罪を洗いざらい白状し、死刑判決を受けるだけである。
———しかし、自分に下るはずのそれは、いつまでもやってこなかった。
言葉を失うほどの悍ましさだっただろうか。それはそうだろう。当然だ……と思っていたその時。
虎「ほんとごめん、日車が真剣なのわかってるんだけど」
妙に上擦った虎杖の声に、違和感を覚え。
虎「それ、すっげぇ熱烈な告白になってんの、気付いてる……?」
思わず顔を上げると、全身が真っ赤になっているのではないかと言うほどに紅潮し、腕組みを解きかけたおかしなポーズで固まっている虎杖の姿があった。 - 33二次元好きの匿名さん26/04/20 01:45:46
思わず
エンダァァァァ
と叫ばそうになった - 34二次元好きの匿名さん26/04/20 01:51:39
日車、お前はよく言ったよ!!頑張った!!小僧の反応を見てみろ!!
カァーーーッ!!ついでにこの状況を作ってくれたアツヤに賛辞を!! - 35二次元好きの匿名さん26/04/20 01:53:41
他の人に自分を重ねないでほしい、自分だけを見ていてほしい、ほかの人より自分を優先してほしい、自分のことをずっと覚えていてほしい……
うん誰がどう聞いてもこれはまさしく告白ですね - 36二次元好きの匿名さん26/04/20 07:26:15
日「こ、告白、いや告白ではあるが」
虎「いや罪の告白とかじゃなくて、わかるだろ、日車絶対わかってるだろ」
日「まってくれ、わからない、そういうつもりでは」
虎「そういうつもりじゃなかったらなんだよ!あっまじで罪の告白のつもりか!?そうだよなそういうことだよな!!でもその内容はさぁ!!ちょっと俺のことが好きすぎるんじゃねぇかな!?」
日「ャ(死)」
日車も虎杖も、半ば混乱しながら言葉の応酬を繰り広げる。
なんだ。何が起きている。舌戦でこんなに感情的に発言をするなんていつぶりだ。池袋で虎杖と戦った時以来か?ということはほぼ延長線ではないか。いやそんなことはない。状況が違う。俺は何を考えている。
虎「図星の反応じゃん今のは!!」
日「い、異議を申し立てる。俺の自白は自分の中の醜い欲望についてだ。到底お前の考えているような可愛らしい告白などと言う言葉で表現していいものではない。これが愛の告白として認められるならストーカー規制法は成立しない」
虎「意義あり!!!え、えーっと、なんかあっただろ考えるだけなら無罪っていうやつ!!それが当てはまります!!」
日「却下、被告人は口頭で発言をしている!本人を前にそれを聞かせている!」
虎「好きってことを!?」
日「ピ(死)」
虎「もうさ!日車!!聞けって!!」 - 37二次元好きの匿名さん26/04/20 07:27:55
日車の腕が虎杖に掴まれる。掴まれたのがか弱い女性であれば痛みを訴えるであろう握力。
そんな無遠慮な力にさえ、喜びの情が湧いてしまう日車はもう。
虎「……おれ、いやじゃ、なかった……」
この判決を受け入れるしかないのだと思い知らされたのだった。 - 38二次元好きの匿名さん26/04/20 07:43:03
虎杖がカッコよくてこれには墓場のお兄ちゃんもニッコリ
日車はナナミンだけじゃなくてお兄ちゃんのとこにも行こうな - 39二次元好きの匿名さん26/04/20 07:52:04
- 40二次元好きの匿名さん26/04/20 07:57:17
これが恋愛裁判ですか…
- 41二次元好きの匿名さん26/04/20 08:33:00
あにまん日車とは思えない純愛ストーリー
日虎として完成しててすごい、け行き当たりばったりで書いてるってマジかすごい書き手だなスレ主 - 42二次元好きの匿名さん26/04/20 09:07:03
日車がいっぱいしんでて(語弊)嬉しい
虎杖かっけー - 43二次元好きの匿名さん26/04/20 14:56:54
いいね、最高だね
定点カメラ4つくらいつけてこの光景を眺めたい - 44二次元好きの匿名さん26/04/20 18:50:03
日車(死)の悲鳴が逐一可愛い
cv杉田で余裕の脳内再生できてしまう
それはそうとして、このスレの小僧賢いなー
語彙力とかそういうのではないけども - 45二次元好きの匿名さん26/04/20 23:22:09
互いに向かい合い、浮ついた沈黙が流れる。
いやじゃなかった。嫌じゃなかったとは、どういう意味だっただろうか。長年弁護士として生きてきた日車は「嫌ではない」という言葉にそれ以外の意味を持たせてはいけないと知っている。ましてや「嬉しかった」などと、恣意的に好意を上乗せして解釈するのは絶対に避けるべき行いである。
だが、虎杖は相変わらず真っ赤な顔のまま視線をうろつかせている。この凄惨な来歴を持つ少年もこのような表情ができるのかと思わず感心してしまうほどに。この表情と発言を照らし合わせると、つまり。
否定しなくてはいけないと思う。でも、虎杖の覚悟を、加減を忘れた強さで握られる手の熱を気の迷いで片付けることなんて、日車に出来るわけがなかった。
日「……なぜ、受け入れられるんだ。ああ違う。君を否定したいんじゃない……これでも必死に喜んでしまいそうになるのをこらえている。だが、気持ち悪くはなかったのか?君の前の俺は、到底まともではなかったはずだ。今日に限ったことじゃない。君と知り合ってからずっとそうだという自覚がある。普通、こんな進むべき道を見失った面倒で情けない男、関わらないようにするんじゃないのか」
虎「ひ、ぐるまが、ずっとそんなだからだろ。喜びたいなら喜べばいいのにそれもできないし、他の人の前では普通なのに俺にだけずっと目も合わんし、でも避けられるわけでもないしむしろ気にかけてくれてるっぽいのに、でもやっぱ目合わんし。気になるでしょそんなん……」
日「気に……してくれていたのか」
虎「……してたよ。気付いてなかったのかよ」
日「悪い。気付いていた。気を遣わせてしまっていると感じていた」
虎「んだよそれ……」
日「……虎杖、先ほどから君が向けてくれる言葉が、全て嬉しくて仕方がない。浮かれてしまいそうだ。だが、俺はまだ混乱していて……まだ自分の感情すら自覚したばかりなんだ」
虎「う、うん」
日「真っ当な大人なら、なかったことにするべきなんだろうな。でもそんなことができる段階はとっくに過ぎてしまっている。……時間をくれないか。逃げるためじゃない、パンク寸前なんだ」
虎「……そっか、そしたら」
篤「遅い!!!!」
日・虎((ビクゥッ!!!!!)) - 46二次元好きの匿名さん26/04/20 23:26:42
二人とも顔面ほこほこになってそう可愛い
長かったなここまで…… - 47二次元好きの匿名さん26/04/20 23:30:18
ズパンと大音量を立てて扉が開き、それ以上の怒声とともに日下部が部屋に入ってくる。
比喩ではなく跳ね上がった二人の元へズカズカと歩み寄り、不機嫌を隠しもしない威圧感を放ちながら両名を見下ろしている。
開け放たれた扉の向こうから家入が覗きこみ、なんともやる気のなさそうな言葉を投げ込む。
家「あーはいっちゃった。ん?なんだ無事じゃん」
篤「お前らな、いつまで待たせんだ。すぐ終わらすっぽいこと言ってただろうが」
虎「やっべ、完全に忘れてた」
虎杖の顔色がサッと青く変わる。先ほどまでの甘やかな空気感が一瞬にして消え失せ、待ちぼうけを食らわせていた日下部を震えながら見上げることしかできない。
日下部は二人——ちなみに日車はあまりの情報量に再び意識を飛ばしているので実質一人——を見下ろし、にやりと悪どい笑みを浮かべた。
篤「そうだよな、完全にふたりの世界だったよな」
虎「え、あ、もももしかしてずっとそこで待ってた?聞いてた!?」
篤「別に聞こうとしちゃいねぇよ。ただそっちが勝手に大声出し始めただけでな」
家「バッチリ聞こえたよ。俺のこと好きすぎじゃんとかあの辺。そのあと急に静まったからもしかしておっ始めたんじゃないかって日下部さんが心配して飛び込んだんだけど」
篤「おい言うな」
家「もし本当に最中だったらどうするつもりだったんです?」
篤「……それは考えてなかったな」 - 48二次元好きの匿名さん26/04/20 23:43:09
虎「そそんなんじゃないから!!日車もなんとか言ってよ!!」
日「………(死)」
家「日車さーん起きてくださーいだめね死んでるわ」
篤「はーもうこいつ伊地知に家まで遅らせようかな……」
虎「じゃあ!じゃあ俺がおくってくから!!」
篤「車だわアホ。あとお前は状況報告で校長室に来い。別に告白の結果は言わなくていいから」
虎「ちがっ……ちがうから!!」
家「いやじゃなかったんじゃないの」
虎「それは聞き耳立ててないと聞こえねぇだろ!!」
篤「はいはい解散解散。ほらさっさと来やがれ」
家「日車さんも時間をくれって言ってたしね」
虎「家入先生せめて聞いてたってことは隠してくんない!?」
虎杖はほとんど引きずられるように医務室から連れ出され、静かになった部屋で家入は大きくため息をつく。
久しぶりに本気で面白かったなと思いながら、相も変わらず固まったままの日車を移動させるため、伊地知に電話をかけ始めるのだった。 - 49二次元好きの匿名さん26/04/20 23:45:08
スレ主だけどこれコメディ度:最高だったかもしれない ダイスを裏切ってしまった 猛省
- 50二次元好きの匿名さん26/04/20 23:52:55
スレ主ありがとう……こんな神作を書いてくれて……
- 51二次元好きの匿名さん26/04/21 01:23:19
今俺めっちゃにこにこしてる
良い夢見れそう ありがとうスレ主 - 52二次元好きの匿名さん26/04/21 07:31:18
- 53二次元好きの匿名さん26/04/21 12:34:50
はやめの保守
- 54二次元好きの匿名さん26/04/21 20:47:34
宿「おい」
日「………宿儺?」
日車が気がつくと、目の前に宿儺が立っていた。
三度目の邂逅である、と言うことはまた自分は眠ってしまったのだろうかと記憶を辿るが、今ひとつ記憶がはっきりしない。虎杖と話し、考える時間が欲しいと言ったような記憶はあるが、その後のことが思い出せない。
宿「……お前は眼鏡の結界師に運ばれ自室にいる」
日「自室?学校ではないのか」
宿「詳細を話す気はない。あんな馬鹿馬鹿しい茶番」
疑問ばかり浮かぶが質問の機会は得られないらしい。
日車としても現実の方がどうなっていようと今は宿儺に全神経を集中させるべきだろうと気持ちを切り替え、宿儺に相対する。が——その宿儺の様子に違和感を覚える。
悔しそう、である。どこか人間じみた不満。
訝しみながら出方を窺う日車を宿儺は一瞬だけ見遣り、吐き捨てるように言った。
宿「くだらぬ。お前らがここまで愚物だとは。ああも気色悪い猿芝居を見せられる身にもなれ。それにしてもあの小僧は本当に腹立たしい……」
日「……勝手に覗き見ておいてひどい言い草だな」
宿「貴重な遊興の機を失ったのだ。呪詛くらい吐かせろ」
日「宿儺、お前の狙いはなんだったんだ?前にうまく道化になればお前の状態について聞けると言われたはずだ。俺の踊りでは満足できなかったようだが、やはり聞くことはできないのだろうか」
宿「はっ、細かいことばかりよく覚えているものだ」
不承不承といった様子で、宿儺は日車に語る。 - 55二次元好きの匿名さん26/04/21 20:52:20
宿「であれば、お前が俺を必要としている、と言ったのも覚えているはずだな。日車、俺の正体などとっくに知っているはずだ……呪いは人の不の感情から生まれると。貴様、自分の感情を抑え込むためによほど強く自身を呪っていたようだな」
日「ああ……そうか、そんなことだったか」
宿「さすがにもう心当たりがあるか?喉元を過ぎればなんとやら、だな。勝手に痛みを積んでは簡単に手放す。わかってしまえばそんなことでしかないが、一時期のお前は死への羨望と生への渇望に苛まれて実に見応えがあった。そこに小僧への執着が加わりそれはもう愉快な見世物だったのだがな」
日「ク……(恥)いや、しかしその呪いはお前とは関係がないように思うのだが」
宿「お前は呪いの存在を知ってから日が浅いのだろう。あの日からこちら、十把一絡げの呪霊どもを祓うこともあったのだろうが、そのような雑魚よりも先に俺という呪いを知ったことでお前の中の『呪い』は俺の姿で固定されてしまったのだろうよ。そういうものに残穢は忍び込みやすい。俺はお前のその隙間に入り込んだようなものだ……が、核としてはお前がお前を呪っていたに過ぎん」
日「はっ、自家中毒であれだけ人に迷惑をかけたのか。ますます自分が嫌になるな」
宿「俺としてはその己に向けている呪いを刺激して逆向きに仕立て直し、呪詛師にでもなれば上々の結果だと思っていたんだが」
さりげなく悪辣な計画を開示しながら、しかし今となってはそれもどうでもいいのか、呆れ尽くしたと言わんばかりの溜息をつく。
宿「まさか懇ろな関係になるとは」
日「ちがっ……虎杖とそういう関係を望んでは」
宿「ほざけ。とぼけるのも大概にしろ。……いや、もしや本気なのか?」
宿儺は理解できないとでも言いたげな目で日車を一瞥し、再度盛大な溜息をつき……す、と全てがどうでもいいとでも言いたげな冷たい顔付きになる。
路傍の石を見るような温度のない眼差しに身構える日車を無視し、しかし宿儺はあっさりと言い放った。 - 56二次元好きの匿名さん26/04/21 20:53:44
宿「飽きた。もう行く」
日「は」
宿「所詮暇つぶしだ。済んだのだからもう用はない」
日「待て。どこへ行くつもりだ。お前の影響はこの世界にどのくらい残っている?」
宿「さあな。なんせ千年分の禍根だ。指が引き起こしたものも含めると俺の知らない件もあろうよ。そういうものは伝い易い。俺の記憶が貴様ら呪術師の中から消えない内は気を緩めないことだな」
日「……死んでなお迷惑な話だ。さすがだな」
宿「ふん……ああ、そうだ」
どこへともなく歩み去ろうとする宿儺は、一度だけ日車を振り返ると、口の端に少しだけ笑みを浮かべた。
宿「お前にそのつもりがなくても小僧がどうかはわからんぞ。なんせ体力馬鹿な阿呆餓鬼だ。自分が懸想されているなどと思い込んだらどう暴走したものか、覚悟しておけ」
日「なっ……」
そのまま日車の視界は閉じ、暗く、落ちて—— - 57二次元好きの匿名さん26/04/21 21:00:12
あとちょいで終わりです
プラスでおまけの予定 - 58二次元好きの匿名さん26/04/22 00:07:23
すっくんやっぱりキューピット(小悪魔)だった
- 59二次元好きの匿名さん26/04/22 01:54:41
ぼんやりと意識が浮上し、瞼が開く。
徐々にはっきりとしてくる視界に映るのは、日車自身の部屋の天井であった。
日(宿儺に聞いてはいたが、いつの間に……)
カーテンの隙間からは光が漏れている。少なくとも一晩は眠っていたようだ。
いつもサイドテーブルに置いてある携帯を手で探るが指先に当たるのは硬い天板だけである。
ゆっくりと体を起こし、部屋の中を見渡す。
机の上に見覚えのないビニール袋があるのを発見した日車は、二度寝を一瞬検討したあと、ベッドから降りる。そのコンビニの袋の中には水やゼリー系飲料が入っており、その横に携帯と、『校内にて気絶されたとのことで、事務所所有の鍵で勝手に上がらせてもらいました。すみません。お疲れ様です。 伊地知』と書かれた小さなメモ用紙が置かれていた。
日「……気絶?」
首をひねる。じわじわと記憶を思い出すが、どうしても意識を失う直前のことが思い出せない。
何か失態を犯していないといいのだが。
日(……いや、今更だな。失態ならもう十分みせてしまった)
スマートフォンの日付と時間を確認し、ようやく今が翌日の午前11時であることを確認する。丸一日とまではいかなくとも、20時間近く眠っていたらしい。ついでにチャットアプリを開くと日下部からのやや説教がかったメッセージの文面が目に入ったが、サッと斜め読みした限り緊急の案件ではなさそうだったのでそのまま画面を閉じた。既読さえついていれば生存確認にはなる。
完全に疲れから回復したとはいえないが、それでも深く眠れていたのか随分と頭と体が楽になった。
この数日は少し意識を飛ばしては叩き起こされる繰り返しだったため、本当に限界だったのだ。幸い今日は休日である。引き続き休暇を取らせてもらっても構わないだろう。
伊地知の残してくれた差し入れの中からペットボトルの水を取り出すと一気にあおる。適度な冷たさの水が喉を通り抜け体を巡り、己の輪郭が鮮明になったように感じた。 - 60二次元好きの匿名さん26/04/22 01:58:07
日(あれだけの失態を晒したのに、我ながら冷静なものだ)
昨日の日中に起こった出来事は全て覚えている。
自分の欲にまみれた発言と、それを聞いた虎杖の反応も。
全部疲労と風呂で茹った脳のせいにしてしまいたいが、そのどれもこれもが自分の本音からくるものだった。頭を抱えてのたうち回りたいような気もするが、それ以上に感じる妙な爽快感のせいで、結果的にニュートラルな状態にある……かのような、おかしな感覚を覚える。
何かが吹っ切れたのだと思う。
宿儺のいうところの“呪い”が解けたのかもしれないが、日車は多くの吹っ切れた人間が犯罪に手を染めてしまった事例を多く知っているため、それが喜ばしいこととも言い切れない。
日(そもそも、俺が彼に抱いているこれは……恋愛感情なのか?俺の性的指向は女性だし、若さに拘泥するような性質は持っていないはず……考えようによっては恋愛抜きで執着だけはある方が恐ろしいかもしれないが……いや、明らかにその方が恐ろしいな。確かに俺は虎杖にただならぬ感情を抱いている。彼を見守りたいし、彼を傷つける苦難は命に代えてでも排除したい。しかし親心とは明確に異なる独占欲のようなものもある。まったく、知り合って半年も経たないこんな相手に「嫌じゃない」などと言ってしまった虎杖に同情する……俺のことなんだが……)
考えあぐねた日車はベッドに大の字になって倒れ込む。自分が虎杖に望んでいるのは一体何なのだろうか。ある意味嫉妬心を自覚した今なら似たような場面があっても正しく自分を認識できるので、七海に対して抱いたような錯乱は起こさないと思う。が。その上で一体何を望み、『時間が欲しい』と頼んだ虎杖に何を伝えなくてはいけないのか。
答えのない思考に飲まれかけたその時、グゥゥ…とその腹が鳴り響いた。
日「……腹が減ったな」
体を起こす。
立ち上がって再びコンビニ袋の中を覗き、エネルギーと書かれたゼリー飲料を手に取り、思い直してまた仕舞う。
どうせなら温かいものを食べたい。今の時間なら高専の食堂が開いているはずだ。年中無休に感謝する。
そして、虎杖と話がしたい。
一人で考えて空回り、失敗したのが昨日の自分だ。
それに、宿儺の夢を見たら、彼に報告する約束なのだ。 - 61二次元好きの匿名さん26/04/22 07:16:18
宿儺であって宿儺ではないもの…みたいな夢と現実の狭間…呪いさって感じの存在ですごくよかった宿儺様
結局1ミリも気ぶってはいなかったけど本当にもう見ていかなくていいの!?ここからが懇ろな二人の始まりだよ!?興味ないかそうだよな……
呪いらしい悪辣な目的だったけどたくさん日車を「アガ(死)」させてくれてサンキューな - 62二次元好きの匿名さん26/04/22 08:21:30
・(死)には羞恥嫉妬眩しさ気まずさの理由があります
確かにこれ呪いになり得る感情だ!とここへきてちょっと納得してしまった
日車が宿儺や七海を通して自分を呪う構造面白かったな……
聞けば答えてくれるのが宿儺らしくもあり笑ったし色んな意味で新しい朝って感じでいい
終わりに近づいてるの寂しいよ~~ - 63二次元好きの匿名さん26/04/22 17:15:22
ばったり虎杖と会ってしまうのではないかと緊張しながら向かった食堂には、一人でうどんを啜る乙骨の姿があった。
乙「あ、日車さん。どうも。よければこっち座りません?」
日「ああ、邪魔する」
厨房へ定食を依頼し、手早く盛り付けられた食事を持って乙骨の向かいの席へ着く。
乙骨はすでにほぼ食べ終わっていたらしいが、一人が寂しかったのか、そのままニコニコと日車を迎え入れている。
日「今日は他の連中はどうした?」
乙「僕、さっき討伐から帰ってきたばっかりで……戻ってみたら真希さんたちはお出掛けに行っちゃってるみたいだったんで、ちょっと早いけど昼食を」
日「そうか。君は単独任務が多いのに、タイミングが悪くて残念だったな」
乙「帰るって連絡ができなかった僕も悪いんです。日車さんこそ、なんか大変だったらしいですね」
日「難易度というより、かかった時間がな……その分休ませてもらっているところだ。今日は君たちも学生も休みだろう?」
乙「虎杖君なら校内にいますよ」
日「ングッ」
唐突に虎杖の名を出され、飲みかけていた味噌汁に咽せる。
動揺する日車とは対照的に乙骨の表情は変わらない。同級生たち以外への興味がいまひとつ薄い彼は、咳き込みながらわずかに視線を逸らす日車を前に通常運転である。
日「ケホッ……ンン、なぜ虎杖の名前が出るんだ……」 - 64二次元好きの匿名さん26/04/22 17:37:43
乙「あれ?違いました?」
日「ち……がわないが、そんな話の流れではなかったように思うんだが……」
乙「日車さんが休日にわざわざこっちにくる用事なんてそのくらいしか思いつかなくて」
日「もっと他にも理由はあるんだが……?……そうだ、君は昨日いなかったんだったな……別に誰かに何かを聞いたわけでもないか」
乙「え?何か噂になるようなことをしたんですか」
日「ウグ(死)」
乙(ふーん。噂になるようなことしたんだなぁ)
容赦がない。以前に釘崎野薔薇が乙骨を指して「ああいう純粋な無自覚煽りストが一番タチが悪い」と表現していたことを思い出す。
否定すればするほどドツボに嵌ってしまう予感がした日車は体勢を立て直し、いつもの態度を崩さずのんきに水を飲んでいる乙骨に問う。
日「まあ……そうだ。その件で話がしたいんだが、虎杖がどこにいるかわかるか?」
乙「この時間なら……待ってればここに昼食を食べにくるんじゃないでしょうか?そうじゃなきゃ自室でしょうね。昼は誰かと食べてることが多いので、一対一で話したいならさっさと探しにいくことをお勧めします」
日「なるほど。食べたら向かうとしよう」
乙「そうしてあげてください。じゃあ、僕はお邪魔だと思うので先に……そうだ、最後にこれだけ。日車さん、虎杖君って一人っ子のおじいちゃんっ子なんですよ。知ってました?そのせいかどうも歳上の男性に可愛がられやすいんですよね」
日「ソウラシイナ(軽傷)」
乙「なので、その枠はもういらないと思いますよ。……では、これで」
言いたいことだけを一方的に言い残し、日車に返答の隙を与えないまま乙骨は早足で立ち去る。一人残された日車は一瞬考えたあと猛然と定食をかき込み、虎杖の部屋を訪れようと決意するのだった。 - 65二次元好きの匿名さん26/04/22 18:02:02
保守〜!
続き楽しみにしてます! - 66二次元好きの匿名さん26/04/22 18:09:27
さすが元婚約者持ち…余裕があるぜ
- 67二次元好きの匿名さん26/04/22 21:02:36
純愛察知した乙骨先輩がちゃんと釘刺してる!
- 68二次元好きの匿名さん26/04/22 21:09:42
え?待ってくれおれの理解力が本当に追いついていない
なにに釘を刺したの?え?乙骨はなにを言いたかったの?助けて(泣) - 69二次元好きの匿名さん26/04/22 21:11:49
友達とタイミング合わなくて一人でおうどん食ってる乙骨妙に好き
ここ最後宿儺の夢を見た報告をちょっとだけ口実にしてそうな甘い浮かれを感じて可愛いげに溢れてる
可愛がってくれる年上は多いからちゃんと別の枠に収まれよってアドバイスですね先輩!!!
- 70二次元好きの匿名さん26/04/22 21:37:28
俺は二人目の男……ってすぐ死んでた日車が「ソウラシイナ(軽傷)」で済んでる!散々自分と向き合ったもんねと成長を感じて涙
その枠はもういらないと思いますよ、これは呪いじゃなくてまさに祝福だなとしみじみと感じるなど - 71二次元好きの匿名さん26/04/22 22:04:03
虎杖の部屋の前で、日車はノックをためらっていた。
どう考えても先にメールの一つでも入れるべきだった。アポ無し訪問ほど面倒なものはない。それも昨日、あんなことがあったのにその本人が抜け抜けと自室を訪問してくるなんて恐怖でしかない。
日「……今からでもメール送るか?」
常識的に考えてそうすべきだ。一旦この場を去り、連絡を入れたあと返信を待って素知らぬ顔で再訪しよう。
そう考え直した日車がその場を立ち去ろうとしたその時、廊下の角を曲がって人影が現れた。
虎「え、ひぐるま?」
日「ゥワ(死)」
そこにいたのはまさに探していた虎杖その人だった。
なんということだ。虎杖はそもそも部屋にいなかったのだ。20分以上部屋の前でうろうろしていたのに無意味だったことになる。いや、そんなことより。
——眩しい。彼はこんなに眩しかっただろうか?
目が見られないどころではない。その姿が視界に入るだけで反射的に目を瞑りたくなる。というか瞑ってしまった。
虎「ひ、日車、顔色良くなったね、あれから大丈夫だったん」
日「あ、ああ、ぐっすりだった。完璧だ」
虎「そっか、ぐっすりか、よよ、よかったね。で、どしたんこんなとこで。迷子?」
日「それは、そのだな、実は昨晩また奴が現れたんだが」
虎「えっマジで」
日「ただそれはもういいんだ。終わったことらしい。口実なんだ。——俺はな、君と話をしに、来たんだ」 - 72二次元好きの匿名さん26/04/22 22:20:03
安定に目を焼かれる日車…ガンバレ日車!!
- 73二次元好きの匿名さん26/04/23 00:51:43
日車ちいかわになってて草なんだ
お前はこれから年上彼ピになるんだからしっかりしろ - 74二次元好きの匿名さん26/04/23 09:15:40
保守
- 75二次元好きの匿名さん26/04/23 19:01:27
保守
- 76二次元好きの匿名さん26/04/23 23:16:37
今日書けそうにないので詫びの補足
・宿儺はカッコつけてるけどかなりゲラゲラしてたよ でも失恋期待民だったから「はーつっかえ 小僧マジないわ」と思ってるよ
・日車は高専内ではまともな大人側だよ もしかしたら伊地知さんは日車と七海は似てると思ってるかもしれないね
・日下部は言い合い聞こえて内心動揺してたよ そりゃ動揺するだろ同年代くらいの同僚が高校生のことめっちゃ好きだったら
・乙骨は気ぶり民じゃなくて「え?日車さんって虎杖くんのこと好きですよね?(当然)(常識)(確信)(断言)」と思ってるよ こわいね - 77二次元好きの匿名さん26/04/24 00:16:13
流石乙骨先輩純愛の権化
あんたほどの人が言うなら…日車の愛は本物だぜ - 78二次元好きの匿名さん26/04/24 00:46:06
台詞がアニメのCVの声で聴こえてくるくらい各キャラの言葉使いの再現が真に迫っている
「どうやら俺はこの神SSをアニメで観たらしい…!」と存在しない記憶が形成されつつある - 79二次元好きの匿名さん26/04/24 00:57:58
おおおおお乙骨先輩さん??!!!さすがっす!!
- 80二次元好きの匿名さん26/04/24 04:30:28
純愛強火乙骨先輩がそう思ってて尚且つ止めないということはそういうことですね
勝ったな風呂入ってくる - 81二次元好きの匿名さん26/04/24 11:43:13
愛の伝道師みたいな扱いの乙骨先輩w
- 82二次元好きの匿名さん26/04/24 20:27:43
伊地知さん確かに思ってそう
日車が高専で活動するたびに「七海(さん)を思い出すなこの人…」な行動を自然としてたんだろうな
日車も察しがいいから他人の考えをうっすら感じ取ってそう
だんだん積み重なった結果、人生最大の呪いと認定した宿儺の姿で自問してた原因と考えてもおかしくないな - 83二次元好きの匿名さん26/04/24 21:12:12
これ大好き
続きが気になるー! - 84二次元好きの匿名さん26/04/25 00:42:11
ちょい早いが保守