ドン・ガバチョ編に続き、今度は島民達の人形をご紹介。
ガバチョと違い資料が少ない為、今回は時期による細かい人形個体の解説は行いません。


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博士(オリジナル版):
全体を通して大きな変更点は無いが、髪の分け目が異なったり、眼鏡の縁が太かったりする。
目のシカケの技術上の問題か、ガチャ目になりがち。



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博士(?版):
一見すると通常のオリジナル版の人形と変わりは無いように見えるが、問題は手の部分。本来は肩・肘部分のみに可動部があるが、こちらは手首にも可動部がある。下の画像では操作の棒が無く、上の画像(NHK放送博物館展示)では棒はあるものの文字通り取ってつけたような透明な物。
構造から推察するに『サンダーバード』や『空中都市008』のような糸操りタイプのように見えるが、そのような演出があったのだろうか?追及を続けたい。



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博士(アニメ映画版):
ご存じ不遇のアニメ版。静止画で見ると違和感があるが、映像で見ると意外と良いデザインをしている。
他のアニメ版デザインにも言えるが、只でさえ人形という形で人間をデフォルメしているのに、それを更にアニメのキャラクターにデフォルメしているので、造形の簡易化は致し方ないのだろう。メガネのブリッジ部分が無い為に巨大な目のように見えるのが難点。



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博士
博士(リメイク版):

メガネが楕円で垂れ目風に、口は上下の唇の大きさが揃った為に、オリジナル版よりも可愛く親しみやすい印象を受ける。ボサボサ気味だった髪は綺麗に整えられて、より優等生なイメージに。
日に焼けたのか仕様なのかは不明だが、2003年以降は髪の色が若干明るい。



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海賊トラヒゲ(オリジナル版):
ごく初期の人形は白のバンダナと腰巻に赤くまん丸の沢庵を切ったような眼帯、赤っぽい髭。口はほぼ真一文字で、顔と髭のバランスによってあか抜けない印象を受ける。
以降(少なくとも魔女リカ シリーズ辺りには)は緑のバンダナと腰巻、鼻付近部分が斜めに加工された黒色の眼帯に黒っぽい茶色の髭。口角が若干上がって、間抜けな感じの表情が分かりやすくなった。口角の上がり具合や鼻の形の違いで人形が違う事が分かる。例えば上の絆創膏を付けた画像と両目に眼帯を付けた画像では絆創膏の方が口角に特徴があり、鼻は三角に近い形状。
過渡期や眼帯が2つ必要な際には赤と黒の眼帯が登場した事もあった他、『火事の巻 その2』では走るトラヒゲとそれを追い越すもう一人のトラヒゲという場面の後に別カットで倒れる計3体のトラヒゲが必要な為、旧デザインの人形も使用されていた。
終盤に使用されたものはNHKの放送博物館で展示されている。



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海賊トラヒゲ(?版):
酷く具合の悪い人形。この画像は雑誌での紹介記事より抜粋したものだが(余談だが、“トラどん”は自称ではなくガバチョが勝手に呼んでいる)、明らかに眼帯がズレている。口の構造的には初期風だが、装飾は中期以降風。目は他の人形と比べて吊り上がっておらずボーっとした感じ。耳の付け根のみ素肌が出ているのもこの人形独特の特徴。
日通のCMでもこの人形が使われているが、眼帯は流石に修正されているものの調整が甘く、やはり位置がおかしい(両目がかなり離れた状態になっている)。又、この個体をモデルに使用したのか、『おもひでぽろぽろ』での登場シーンでも眼帯が離れたデザインとなっている。



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海賊トラヒゲ(アニメ映画版):
よく出回っている画像や商品にプリントされたイラストでは垂れ目やまん丸の目をしているので、優しいオジサン感が強いが、実際は人形のような目にもなっている。人形では常にきつそうな目をしている為、印象が大きく異なるのだろう。配色はリデザインに準拠(緑のバンダナ)だが腰巻の色は濃い紫色になっている。



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海賊トラヒゲ(リメイク版):
オリジナル版後期の雰囲気を殆どそのままに作り直された。赤・緑・白・茶の色合いがハッキリして洗練された印象を受ける反面、顔の輪郭が丸っぽくなっている。髭はよく見ると模様が入っている。



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サンデー先生(オリジナル版):
サンデー先生の人形全般として、肘部分が紐でなく人間の関節の様な接続の為、腕は常に動きが制限されて上品な動作となるという特徴がある。他のキャラクターでは、袖に向けてだんだんと広がる造形をしている魔女パトラや海賊トウ・ヘンボクが該当する。
ごく初期のものは顔立ちがかなり異なり、鼻が長く白目部分が少なく、気の強そうな表情で些か日本風。以降(少なくとも魔女リカ シリーズ辺り)は‟白人のブロンド美人”の様な感じになった。
最後の人形はNHK放送博物館展示のものだが、レプリカなのか古い人形を補修したものなのか、唇の色や顔立ちが異なるせいで野暮ったい顔つきで、首飾りは首にかかっておらず、鎖骨辺りで固定されてしまっている。



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サンデー先生(アニメ映画版):
優しい美人教師感は強いが、頭が縦に伸びすぎている。



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サンデー先生(リメイク版):
オリジナル版中期以降の雰囲気を引き継ぎつつも、睫毛が無くなりおっとりとした優しさも感じる表情となった。
製作技術の都合上背中側にも膨らみがあり、少し違和感のあるこけしのような体型だったが、メリハリのあるボディになった。



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マシンガン・ダンディ(オリジナル版):
初期は帽子のリボンの色が黄色に縦線、その後赤色に縦線に変更された。



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マシンガン・ダンディ(?版):
現在NHK放送博物館に展示されている人形。何故かサングラスが二回り程小さく、現在は左目側が欠けてしまっている。リボンは後から巻き直されたのか、黄色の縞無しの物がゆるっと付けられている。



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マシンガン・ダンディ(アニメ映画版):
アニメ版の中では人形に最も近いデザインなのだが、首の位置の関係で猫背で顎が長すぎる印象。人形にはないモミアゲが追加されている。



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マシンガン・ダンディ(リメイク版):
人形の作りにおよそ変更は無いが、帽子のリボンが[<<<]な感じのピンク寄りの赤となった。時期によっては模様が無い。



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ダンプ(オリジナル版):
初期のものは上唇がまるで口紅でも塗ったかのようにハッキリとしているが、以降は下唇と同様に口の周りに薄く色が塗られる程度となった。



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ダンプ(アニメ映画版):
元がシンプルな顔なので違和感が無い。気は優しくて力持ちな感じが上手く表現されている。



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ダンプ(?版):
髪型が天パ気味で瞳が大きく中央にある為、より子供っぽい顔つきとなっている。しかしこれでは目のシカケの意味がないのでは・・・?(本来は目玉ごと外側に回転して黒目の動きを表現している)



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ダンプ(リメイク版):
全体的なパーツに変更は無いが、黒目の位置が中央よりに微調整されてより人間らしい顔つきになった。



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ライオン(オリジナル版):
目は吊り目で、「ガオー」と吠えているような顔をしている。シカケは目を閉じる動作の他、黒目が上に行き白目になる動きもあった。



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ライオン(アニメ映画版):
たてがみが大きくデザインされ垂れ目になったおかげで、マスコット的なキャラになった。
ただし本編ではノミにたかられているくらいしか活躍が無い。



ライオン
ライオン(リメイク版):
目尻が下がって穏やかな表情に。目のシカケは閉じる動作のみになった。



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プリン(オリジナル版):
腕は関節が無く、ゴム状のものが一本で表現されており、身体の細さが体現されている。同様の人形としてはテケが同じ腕をしている。
オリジナル版は外端のみに白目を残す大きな黒目と鋭いまつ毛が特徴で、少しけばけばしい。



プリン
プリン(リメイク版):
大きな黒目は健在だが、若干大きさが調整された。瞼が常に見える状態となり、穏やか・おしとやかな感じが表現されている。唇も小さく修正され、より美人感が増した。



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ムマモメム(オリジナル版):
何故か耳が無く、二の腕が異常に細長い。現存している写真の殆どで垂れ目になっている事から、シカケを動かさない状態では垂れ目だったのではないかと思われる。
性格に反してとぼけた顔つき。



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ムマモメム(リメイク版):
目のデフォルトが吊り目に変更された事により、性格通りの若干きつめの顔つきとなった。
顔の形はおよそ変わらないものの、念願の耳が追加された他、目の位置が顔の凹み部分に上昇し、髭の形が小さな扇形からひょうたん型となった。モノクルのブリッジは無くなった。帽子の位置はオリジナル版では中央付近にあったが、より右耳側に移動した。
手の形がパーから軽く指を指したような感じとなった。
ネクタイの柄もマイナーチェンジされている。