「実にエグい」今井達也の“魔球”を米老舗メディアが徹底解剖 常識を覆す変化に驚愕「逆方向に…」
現地4月7日、米スポーツサイト『The Sporting News』は、ヒューストン・アストロズの今井達也が投じるスライダーに注目。従来の常識とは「正反対の方向に変化している」と驚きを持って報じた。 【動画】今井達也の逆方向スライダー 13インチも曲がる異常変化 今井は開幕から2試合に登板して1勝0敗、8回1/3を奪三振13、防御率4.32、WHIP1.56という成績を残している。そんなメジャー1年目右腕が投じる特異な変化球について、140年の歴史を持つ世界最古級の総合スポーツメディアが特集を組んでいる。 同メディアは「アストロズの今井のスライダーは、まったく逆方向に変化する」と題した記事を掲載。「右投手のスライダーは、左打者には外から内へ、右打者には内から外へと曲がるのが定説とされてきた。しかし、今井のスライダーはこれとは逆に、右打者の内側へ食い込み、左打者からは外へ逃げる軌道を描く」と報じ、変化の異質さを強調した。 さらに同メディアは、MLB公式サイト『MLB.com』のデータを引用しながら「通常の向きとは逆方向に、平均6インチ(約15センチ)の変化量がある」と、その魔球の凄みを伝えている。 『MLB.com』のデビッド・アドラー記者は、この現象のメカニズムについて「鍵はリリースの仕方にある。今井はリリース時に手がボールの下に入り込んでおり、その結果として利き腕方向への変化を生んでいる」と分析している。 また『The Sporting News』は、その軌道について「スクリューボールのようだが、投げ方は180度異なる」とし、「スクリューボールは手首を反時計回りにひねるが、今井の手はボールの下側で時計回りに動いている。結果は同じだが、実にエグい」と、その威力を高く評価した。 西武ライオンズ時代には魔球を武器に三振の山を築き、24年には2年連続二桁勝利でローテをけん引。初のタイトルとなる最多奪三振(187)を獲得した。前回のアスレティックス戦は6回途中まで3安打9奪三振の力投とNPB時代のような奪三振ショーを見せつけた。 次回は現地10日(日本時間11日)に敵地でシアトル・マリナーズ戦に先発予定。今井の異質なスライダーがメジャーの打者にどこまで通用するのか、日本人右腕に引き続き注目が集まる。 構成●THE DIGEST編集部