今井達也の“常識外れの魔球”に同僚捕手も「クレイジー」 翻弄された敵打者も呆然「かなりおもしろい。あんな変化球は見ない」
常識外れの変化球が、“節目”の勝利を手繰り寄せた。 現地時間4月4日に行われた敵地でのアスレチックス戦に、アストロズの今井達也が先発登板。5回2/3(94球)を投げ、被安打3、9奪三振、無失点と好投し、開幕から2登板目でメジャー初勝利を手にした。 【動画】え?逆方向に変化? 「正統派ではない」今井のスライダーを見る 「犯したミスから学び、それを次の登板に活かす」 そう誓って上がったマウンドで異彩を放ったのは、全94球のうち43球を投じたスライダーだった。通常は右から左へと曲がるボールだが、回転効率が25%前後と高いジャイロ成分を含んだ今井の場合は、逆方向にも変化。記録した18回の空振りの中で10回をスライダーで奪ったことからも、その特殊性が浮かび上がる。 実際、マスク越しに今井の投球を見ていた相棒も変幻自在だったスライダーに舌を巻く。アストロズのベテラン捕手であるクリスティアン・バスケスは、試合後のフラッシュインタビューで「クレイジーだよ」と感嘆。「左打者に対しては逆方向に曲がっていくんだ。球種自体は一つだけど、変化の仕方は何通りもある」と脱帽もした。 では、バッターボックスに立ったアスレチックスの打者の目に、SNS上で「Wrong Way Slider(逆方向に行くスライダー)」と評された“魔球”をどう映っていたのか。MLB公式サイトのインタビューに応じたジェフ・マクニールは、率直な感想を語っている。 「ストライクゾーンにスライダーを投げ込んでいて、それが本当に色々な方向に変化していたんだ」 通常とは異なる変化を目にした33歳のベテランは、こうも続けた。 「左に曲がるのもあれば、右に曲がるボールもあった。あれは見ていて、かなりおもしろかった。あんな変化球はあまり見かけないからね。前の登板での映像を見ていたけど、あんなに動く球は見当たらなかった。でも、今日は違った。それ(スライダー)を少し多めに投げてきて、それが俺たちにとっては厄介だったんだ」 翻弄された打者に「おもしろい」と言わしめる。その事実こそ、今井のスライダーの凄みを物語っていると言えるのかもしれない。 [文/構成:ココカラネクスト編集部]
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