揺らぐ3年5400万ドルの評価…デビュー戦4失点の今井達也に現地が指摘した厳しい現実「適応には時間がかかる」
アストロズの今井達也はメジャー初登板となった現地時間3月29日のエンゼルス戦で、3回を投げ切ることが出来ず降板と、デビュー戦は厳しい結果に終わった。 【動画】ゲレーロJr.もベンチから乗り出した、岡本の豪快なメジャー初アーチシーン 2回まで無失点で切り抜けるも、3回には2つの四球や、マイク・トラウト、ホルヘ・ソレア、ジョー・アデルの安打で立て続けに4失点。順調な立ち上がりから一変、制球に苦しみ、実績のある強打者に打ち込まれマウンドを降りた。 今井はこの日の試合後、「緊張していた」と明かしており、「自分にとっては違う雰囲気だった」などと初登板での印象を話している。 初戦は不本意な内容となり、メジャーの洗礼を浴びる形となった今井。2戦目以降での巻き返しに期待が向けられる中、一方では現地メディアによるシビアな見解も報じられている。 スポーツサイト『FANSIDED』では、エンゼルス戦のパフォーマンスを踏まえ、「緊張が落ち着き、速球の制球が戻れば、本来の姿を取り戻す可能性は十分にある」としながらも、「しかし、適応には時間がかかりそうだ」と見込んでいる。 さらに、チームによる今井への対応として、「アストロズは日本時代に合わせた週1登板を維持するため、6人ローテーションを採用している。その分ブルペンの人数が減り、試合運びは難しくなる」と訴えながら、「もし制球の不安定さが続けば、その負担は一気に増していく」と指摘。 他にも同メディアは、「(FAで退団した)フランバー・バルデスを欠いた状態で、アストロズは契約前から懸念されていた“制球の不安定さ”を実際に目の当たりにした。このレベルでのコントロールのブレは、高額契約の評価を大きく左右する」として、3年5400万ドル(約86億円)の条件で加入した今井の先行きを不安視する。 同じく米メディア『YARDBARKER』は2戦目の先発機会に目を向けており、「イマイの次回登板は4月4日、アスレチックス戦になる見込みで、元NPBスターにとっては新たな試練となる可能性がある」と主張。その理由として、「アスレチックスはカリフォルニア州サクラメントにある『打者有利の球場』サター・ヘルス・パークを本拠地としている。昨季、本拠地で105本塁打を放ち、メジャー7位だった」などと説いている。 厳しい船出となったが、制球や精神面の落ち着きなど、今井が改善すべき課題は明確だ。パワーヒッターが居並ぶメジャー球団が相手となる中、日本時代のパフォーマンスを取り戻すことが出来るだろうか。 [文/構成:ココカラネクスト編集部]
【関連記事】
- 「56本も打ったのに、なぜ打てないと言うんだ?」伝説名将が激賞 村上宗隆の飛躍に“日米比較論”も展開「日本はメジャーとかけ離れていない」
- 「なぜオカモトの獲得に動かなかったんだ?」他球団ファンもうらやむ“逸材”2戦連発、攻守に好プレーの岡本和真に高まる評価「ほぼすべてのチームがこういう選手を必要としている」
- 捕手側が成功率61%の高確率で判定覆る 今季から導入の“ABSチャレンジ”が賛否 “晒される”審判に同情論も「観客の前で恥をかかされるのは嫌」
- 岡本和真を支える“3つの力”に首脳陣も感嘆 準備、吸収、実践する能力の高さに「感銘を受けている」
- 「批判の声は止むどころか…」キム・ヘソンを巡り球団へ“非難の嵐” 開幕3連勝のドジャースは「矢面に立たされている」