何度も言うが、「リアルタイム制御」の本質は「応答の速さ」ではなく「応答が揃う」こと。
これ、制御屋でも理解していない人が多い。特にPLCのフリースキャンで「速く回ること」ばかりに注目している人ほど、制御の本質を外してる気がする。
装置制御で本当に重要なのは平均応答時間ではなく、サンプリング周期のジッタと、入力→演算→出力の遅延ばらつき。これらが揺れると同じロジックでも出力タイミングの位相が毎回変わる。
例えば、
「1回上手く動いても再現性が出ない」
「負荷が増えたら時間関係が崩れ、制御が破綻する」
などは、時間の設計ができていないから起こる。
特に多軸同期や位置同期出力などの制御で効くのは、速さそのものではなく、「低ジッタで揃っている」こと。
制御が破綻するのを性能不足のせいにする人が多いが、これは性能不足ではなく、時間設計不足。
これも何度も言ってるが、設備の制御屋はモータを回したりI/Oを叩いたり機器と通信するのが仕事ではなく、時間を設計するのが制御屋の仕事。