今井達也と同じ「2度打ち切り可能な3年契約」を交わした選手はどう動いた!? アストロズの内野手も…
1月2日(日本時間3日)、ヒューストン・アストロズは今井達也と3年契約を交わしたことを発表した。金額などの詳細は非公表ながら、2026年のオフと2027年のオフに今井は契約を打ち切ることができる旨が記されている。ESPNのジェシー・ロジャースらによると、契約は3年5400万ドル(2026~28年)だという。
今オフ、サンディエゴ・パドレスからFAになったマイケル・キングは、先月半ばに3年7500万ドル(2026~28年)の契約でパドレスに戻った。キングの契約は2027年と2028年がそれぞれ選手オプションなので、今井と同様に2度の打ち切りが可能。今井と同じく、キングも右の先発投手だ。
2021年のオフ以降に、今井やキングのような2度打ち切り可能な3年契約を交わした選手を探したところ、5人の野手が見つかった。
それぞれの契約は、遊撃手のカルロス・コレイア(現アストロズ)がミネソタ・ツインズと3年1億530万ドル(2022~24年)、外野手のホルヘ・ソレーア(現ロサンゼルス・エンジェルス)がマイアミ・マーリンズと3年3600万ドル(2022~24年)、外野手のコディ・ベリンジャー(現FA)がシカゴ・カブスと3年8000万ドル(2024~26年)、三塁手のマット・チャップマン(サンフランシスコ・ジャイアンツ)がジャイアンツと3年5400万ドル(2024~26年)に、こちらも三塁手のアレックス・ブレグマン(現FA)はボストン・レッドソックスと3年1億2000万ドル(2025~27年)だ。
コレイアとブレグマンはどちらも3年契約の1年目が終わったところでFA市場に出て、コレイアはツインズと6年2億ドル(2023~28年)の再契約を交わした。そして、昨夏のトレードにより、アストロズへ移籍した。プロ入りからここまでは、アストロズ→FA→ツインズ→FA→ツインズ→トレード→アストロズと動き、アストロズに復帰後は三塁を守っている。ブレグマンはアストロズ→FA→レッドソックス→FAだ。来シーズンの球団は決まっていないが、コレイアや今井とチームメイトになることはないだろう。
一方、ソレーアとベリンジャーは契約2年目が終わった時点でFAになり、ソレーアは3年4200万ドル(2024~26年)の契約でジャイアンツに迎えられた。その後、2024年にトレードで2度動き、7月にジャイアンツからアトランタ・ブレーブス、10月にブレーブスからエンジェルスへ移籍した。ベリンジャーは昨オフに選手オプションを行使してFAにならないことを決めた後、トレードでカブスからニューヨーク・ヤンキースへ移った。
チャップマンは3年契約の1年目が終わる前に、ジャイアンツと6年1億5100万ドル(2025~30年)の延長契約を交わした(「昨オフに3年5400万ドルで入団の選手が6年1億5100万ドルの延長契約を得る。評価が急上昇!?」)。
この5人のなかに、3年契約が満了するまでそのままプレーした選手は皆無ということだ。4人は契約を途中で打ち切り、チャップマンは3年契約の2年目以降を新たな契約に置き換えた。
今井とキングも、契約1年目あるいは2年目に好投してFAになるシナリオを描いていると思われる。ただ、来オフの市場は動向がいつも以上に読みにくい。労使協定が12月に切れるため、ロックアウトが起きるかもしれず、新たな労使協定にサラリー・キャップが盛り込まれることもあり得る。となると、契約の流れとしてはチャップマンのような延長契約が理想的な気もするが、アストロズもパドレスもそこまでの大型契約を提示する可能性は高くなさそうだ。