あ、そう来ましたか
最近FGOとコナンのクロスオーバーにハマってまして、ノリで書いてみました
こうやってシリーズが増えていく
年内に黒バス投稿したい
一応、学祭とハロウィンの小話を本編前に投稿予定です
夏前から身体壊しちゃってあまり体調よくないので確約は出来ないのですが
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某少年探偵とFGOのクロスオーバーに最近ハマって読みあさってたんですよ
そしたらですね
こんなことになった
よくあることですね
捏造とキャラ崩壊前提←一番重要!!
クロスオーバーカップリングもお嫌いな方は回れ右ですよ
実装してないから今のうちに好き勝手やっておこうというスタンス
鉄は熱いうちに打て
最早誰も私を止められないとジャガーが囁くのです
ただ、読みあさってたのでどうあっても某探偵勢厳しめです
あと、内容が他作品と似ないよう、新宿のアヴェンジャーと新シンさんは登場させないという縛りをかけてます
藤丸立香はカルデアのマスター候補の中では一番下の存在だった。
だが、あの日、あの爆発があった時、あの子の手を取った時、全ての運命がーーー狂った。
彼は本当に普通のどこにでもいるような少年だった。
平凡を体現したかのような彼は、とても深い夜空の色をした瞳を持っていた。俺は英霊なんて存在じゃないし、そんなモノと一緒にされては困ると鼻で嗤う彼のお気に入りの色である。
パチンと指を鳴らす音が響く。
「くだらない」と、鼻で嗤う白いその男はなんてことないように、ひどく退屈そうに立香の前にいたシャドウサーヴァントを塵にしたのが召喚時の出来事だ。
まさに呼ばれて飛び出てという流れで、涼しい顔で圧倒的な力を見せ付けて敵を倒した。
白いゆったりとしたローブに紅い紐のようなものがフワフワと浮いており、色白にプラチナブロンドが炎に照らされて妖艶に輝いていた。
まるで天使か聖人というにが第一印象だったが、そんな感想は一瞬で覆される。優雅に脚を組んで宙に浮く彼は不釣り合いな三又の槍を脇に立香を興味のない目で見下ろしていた。
「美人すぎる……」
なんとか絞り出した言葉がそれで、立香も「助けてくれてありがとう」とか「召喚に応じでいただきありがとうございます」などと言いたかったのだが、出た言葉が彼を賞賛する感嘆だけだった。
そんな立香の第一声を聴いたサーヴァントは顎に手を当てると「なるほど」とシステムから情報を得て頷いた。
「俺の名はルシファー。クラスはアヴェンジャー 分かりやすい混沌と悪だ。あとは自分で調べろ」
この時、カルデアでモニターを見ていたロマニ、ダ・ヴィンチ他の職員は全員が全員、天を仰いで頭を抑えた。
この少年、とんでもないカードを引き当てた!!
とんでもないサーヴァントを召喚した立香だったが、驚くことに彼らの仲は良好といえた。魔術師としてはド素人といえる立香に、何の気まぐれかルシファーは多くの知識をレクチャーしたのだ。彼自身も勤勉な性格であるらしく、カルデアにいる間は時間が許す限りあらゆるデータベースを閲覧し、知識を得ることに終始していた。
余談だが、彼がアトラス院を訪れた時のテンションの高さといったらーー
とまあ、そんな訳であれよあれよと僕、藤丸立香は悪と混沌に好かれ全ての特異点を攻略し、見事人理修復したはずだった
そう、したはずだった。
どうも僕は世界の抑止力かなんかに気に入られたのかよくわかんないけど、カルデアを離れるその日、映画みたいに軽く世界が崩壊した。
それから元Aチームのみなさんが国を築いて「俺がこの世界の頂点」みたいなデスゲームを始めた。ゴメンね、僕の説明分かりにくいよね?でもまあ、そんな感じなんだ。
ようは、本来の世界から切り離された「もしも」の世界を壊して元の世界を取り戻していく旅が新たに始まったんだ。
カルデアの仲間も今や数える程度、オマケにマシュは戦うことが出来ない、召喚も上手くできるかわからない状態での作戦に誰もが押し黙ってた。
虚数空間から出た先に広がった変わり果てたロシア。僕とホームズが外に出て極寒を超えたロシアを探索すると、シャドウ・ボーダーが手薄になる。
「とりあえず、何処か霊脈でこの土地に縁のあるサーヴァントを呼び出さない事には話は進まないねぇ」
小さくなってしまったダヴィンチちゃんが、これしかないと提案する。ホームズも新所長もそれしかないなと唸る。
言うべきか、言わぬべきか僕はやや迷った。
ルシファーにも呆れられたが、ウルクは此処にっありっ!!
賢王様ことキャスターギルガメッシュは、こんな状況すら驚くことに予想してた。というか、ルシファーがすごい生き生きした表情で「俺ならこうする」と楽しそうに嗤っていたのが発端だけど、まああの人混沌で悪の権化だから。
このままじゃマシュが胃痛で倒れかれないし、僕は手を挙げて意見表明した。
「あの、僕ずっと皆さんに秘密にしてたというか、黙ってたことがあるんですけどーー」
「はっ進化を辞め、混ざった人類の成れの果てか、実に無様で愚策だな」
「そう言いながらすごい手付きでヤガを解体してるんだけどさあ、マスターそろそろ止めるべきかい?」
「うーん、今通信繋がってないからいいんじゃないかな?」
人は慣れる生き物だし、慣れって怖いとつくづく思う。
もう分かったと思うけど、僕は人理修復後、賢王様とルシファーからカルデアには秘匿にして個人的にサーヴァントと契約をするよう進言を受けた。というか、やらされた。
選ばれたのはルシファーとキッドでした。
賢王様は、なぜ我じゃないのかとかなり癇癪を起こしてたけど、正直悪目立ち半端ないし、存在感しかないから諦めてもらった。
このことについてビリーはとても驚いてたけど「初期サーヴァントの役得ってやつかなぁグリーンには悪いけどねー伊達に混沌で悪じゃないよ」と嗤ってた。
そう、ビリーザキッドはルシファーに次いで僕が召喚に成功した歴戦の古参サーヴァントだ。
話はそれちゃったけど、研究大好きなルシファーは出会い頭に新生体を片っ端から調べ尽くしていく。ビリーが倒してルシファーが調べる。これは僕ら三人の中では最早当たり前だった。だから、この地で出会ったアヴィケブロンとヤガ張本人のパツシイも微妙な表情でこの光景を見ていた。
「ダメだろう」
魔術師協会の人達にも言われたけど、僕ってなんかズレてるらしい。
うーん、僕は人理修復は僕の力で成し遂げたとは思ってないし、沢山のスタッフやドクターとマシュや、僕に力を貸してくれた英霊のみんなのおかげだと本当に思ってるし、相変わらず僕は平凡の補欠一般ピーポーだ。
「るっ!!」
ロシアで戦うことになった時だって僕はーー
「まーーるっ!!」
手を伸ばすことを諦めたら僕は僕じゃなくなることぐらい知っていた。
例え「もしも」で枝分かれしたこの世界を無かったことにするとしても僕は、僕の本当の世界を取り戻すためにこの足は止めないと誓った。魔術師の誓は凄まじい力と効力を持つ。
「藤丸立香!!」
一際大きな怒鳴り声が耳元で聴こえて僕はようやく思考を止めた。
「まいったな」
本当に参った。
どうしていつもこう、僕はグダグダに巻き込まれるんだろうか。
「スピリッツ……お前いい加減に仕事以外の遅刻癖どうにかしろ、ぶち抜くぞ」
「そういいつつ、もう撃ってるじゃないですかやだー。まあ、当たらないけど」
もう使われていない郊外にある、廃ビルのとあるフロアにある建付けの悪い鉄製のドアノブを押し回した途端、怒鳴り声と発砲音が同時にした。
スピリッツと呼ばれた黒いスーツの少女は、全く顔色を変えることなくへらりと嘲嗤いながら銃を撃った前身黒ずくめの男の対角線上に立つ。一触即発の雰囲気の中、一際美しい女性がわざとらしくため息をついて一歩進み出る。彼らは円を描くように集まってたっていた。そう、このボロボロの埃まみれのフロアには年齢も性別も服装もバラバラの男女がある人物の呼びかけで集合していた。
「貴方達顔を合わせればいつもそうね、いい加減にしてちょうだい。本題よ」
「さっさと用件言ってアタイも暇じゃないんだよ」
苛立ったように話を促すのは、左目の下に蝶のタトゥーを入れた女だった。仲裁に入った女性が「ああ、彼女もわりと短気な部類だったわ」と頭を痛くしつつも口を開く。
「新しい幹部の紹介よバーボン来て頂戴」
「あれ、おかしいな」
壁に持たれていた褐色肌の青年が女性に呼ばれて近付いてきた時、スピリッツが首を傾げた。
「バーボンは以前紹介されたはずでは?」
「テメーこの間のNOC騒動忘れたのか」
「スコッチがNOCだったんだろ?その手柄を新人のバーボンが取った。ああ、そういうこと!正式に幹部昇格ってわけね」
スピリッツの疑問に黒ずくめのジンが舌打ち混じりに言い放つと、蝶のタトゥーをしたキャンティが自分に理解させるために口にする。
「そういうことよ」
説明ありがとうとばかりにベルモットが付け加えると、改めてバーボンという青年が軽く会釈する。
「ふーん」
興味無さそうにスピリッツは肩にかかった艶のある黒髪を指先で弄ぶ。
ジンは銃に弾薬を詰め直し出した。その様子に彼の隣にいる相方のウォッカが肩をすくめる。
「ボスからの指令よスピリッツ、今度の取引にバーボンを同行させなさい」
有無を言わさないベルモットの指示にスピリッツがものすごく嫌そうな顔をするが、直ぐにジンの銃口が自分の方を向いたのを感じると「あいあいキャプテン」と返事してその場から去って行った。
後に残ったのはジンの舌打ちとベルモットの溜息だけだ。
指令の時点でキャンティらはいない。
スピリッツは飄々と廃ビルから出ると、直ぐに黒いバンが目の前に横付けされ、ドアがスライドした。
「今回は何の呼び出しやき」
ドアが閉まると同時に運転席から独特の訛りのある声がスピリッツにかかる。
「次のお仕事に新人連れて行けってさ」
「ほーん、ワシの出番は当然あるんじゃろな?カドック」
怠そうに脚を組んで忌々しいそうにスピリッツいや、カドック・ゼムプルスは言う。彼はロシアのクリプターだったが、藤丸立香に敗北してシャドウ・ボーダーに捕虜として乗っていた。クツクツと嗤いながら車を運転するのは、洋装のアサシン岡田以蔵だ。
「すまないが岡田、二丁目に新しい店が出来たから寄ってくれ」
第三者の声で一瞬、車内に沈黙が広がる。
カドックの横に姿を現したのは、ここで彼が召喚したアントニオ・サリエリっだ。別名を甘党の権化。スイーツの化身。
「……藤丸には許可取ってあるのか?」
「なんじゃい、またおまん甘味か!?」
「無論だ。抜かりはない」
呆れる二人の声に、フランス語で当然と返事が返ってくる。
「ベルモット、僕はどうやってスピリッツと連絡をとれば?」
キャンティもスピリッツも居なくなった埃の舞う一室に、戸惑いを含ませたバーボンの声が響いた。
「アイツなら米花町の新しく出来たドーナツ屋に行けば会えるだろ」
「は?」
思いがけないジンの返答にバーボンが眉を寄せる。
「むしろ、それを片手に埠頭に行けば会えるわよ」
ベルモットまでもが当たり前のように素っ頓狂な事をいう。
「まさかとは思いますが、スピリッツが甘党というのは事実だと?」
探り屋として腕を振るうバーボンが「嘘だろ」と声を震わすが、ウォッカまでもが加わってそれを肯定した。
裏組織の幹部が甘党という情報は本当らしかった。あと、有名スイーツ店での目撃情報もだ。
バーボンこと公安の捜査官降谷零は「この組織わかんない」と頭を抱えた。
ご満悦顔のサリエリを筆頭に隠れ家に戻ったカドックは、キッチンからチキンとハーブの香りに険しい顔を崩した。
以蔵は車を隠しに行っているのでまだ帰ってこない。
「藤丸、戻った」
「あ、カドックもサリエリもおかえりー」
「おかえりー、先生ソレもしかして新しいやつ?」
「うわ……」
「カロリーの権化だわ……ストレートティーよりブラックの方が合いそうね」
帰宅を知らせるカドックの声を皮切りに続々とサーヴァント達が広間に集まってくる。
持ち帰り用の一番大きな箱を二個抱えるサリエリの元に、ビリーと夕食の準備を手伝っていた水着霊基のマルタが近づいてくるとドーナツの山を見て戦慄する。カドックはカツラを取りながら立香のいるキッチンへと赴いて献立を確認した。
純日本人であるはずの立香が腕を振るうのはチキンの香草焼きに野菜スープといった洋食だ。
「今日はパンも焼いたんだー」
そう言って立香が広いカウンターキッチンの奥に、まだ鉄板の上に並んで湯気を上げるロールパンを笑顔で示す。
「なんじゃあマスター、ワシは米と納豆が食べたいき」
遅れて戻ってきた以蔵がパンを見てカウンターに突っ伏した。
これはもはや日常みたいな光景なので誰も突っ込まない。
「大丈夫だ岡田以蔵。俺の米をわけてやる」
「カドック……おまん、気に食わん奴おったらワシがぶった切っちゃる」
このやり取りも日常である。
立香は様々な時代を旅し、野営を重ねた結果洋食。カドックは意外にも和食派なのだ。
もうおわかりだと思うが、ロシアでカドックをシャドウ・ボーダーに乗せて雪上を走行していた際、ロケットランチャー片手に走ってきた言峰綺礼もといラスプーチンの襲撃によって混乱を極めていた時だった。
立香は覚えのあるグダグダ時空に引っ張られた。
だが、その時不幸な事に傍には万全でないカドックがいた。
どう足掻いてもグダグダ時空は止まらず、二人は知らない世界に放り出された。
それが息をするように事件を呼び寄せる某少年探偵のいる世界だった。
その名も「特異点 死を呼ぶ米花町と黒の組織」である。
身も蓋もない。
まさか昔読んだあの漫画の世界にやってくるとはと初期こそは立香も頭を抱えていたが、ソワソワとカドックがテンションを上げた辺りから身を任せた。
シャドウ・ボーダーとは思いの外直ぐに通信が出来たのもあるかもしれない。コフィンで移動してないのに、どうやって立香とカドックの存在を証明しているのかは敢えて聞かない。
グダグダ時空はなんでもありなのだ。
ともかく、どうやらこの知りすぎた世界は聖杯の力で黒の組織優勢に傾いているらしい。
「聖杯を回収する条件はおそらく某探偵が元に戻る事じゃないかな?」
一体何年かかるのかと立香は眩暈を覚えたが、現実とこの世界では時間間隔が違うらしい。よくあるご都合というわけである。
この程度のグダグダではもう動じない立香だったが、初体験のカドックは知恵熱を出した。
流石に同情するが、この程度で知恵熱出していては身が持たないと伝えると可哀想なものを見るかのような目で見られたため、特異点サーヴァント召喚の第一号となってもらった。
知恵熱を出しつつも、アナスタシアに想いを馳せるカドックが呼び出したのは、アントニオ・サリエリだった。言わずもがなカドックはサリエリを見た瞬間に意識を失った。
「失礼な小僧だ」
「全くですねサリエリ先生」
ルシファーとビリーと共に召喚準備する立香に、主であるカドックを抱えたサリエリが肩をすくめて召喚サークルから離れた。
そうして呼ばれたのは岡田以蔵、アサシンエミヤに水着霊基のマルタだった。ちなみに立香はこの三人を召喚したところで魔力が維持出来なくなった。
そんなこんなで立香らは、特異点での生活を始めた。
「僕、悪い事ってやったことないんだけど、どうやったら黒の組織に入れるかな?」
「はっこれだから補欠の魔術師かぶれは嫌いなんだ。人理を修復したのはまぐれか?」
いたって真剣に悩む立香に分かりやすい嫌味を言うカドックは、何故かサリエリの膝の上に後ろから抱えられて座っている。声をかけるタイミングを失ったため、誰もそちらを見ないようにしている。恐らくつっこんだら負けだ。
「その格好の君に言われてもなぁ……誰か良い案ある?」
生温い目線を寄越して立香はサーヴァントたちを見た。彼らだってもうグダグダ展開には慣れている。
チェイテピラミッド姫路城を超えるのは難しい。今回はその上に遊園地が乗るのかと戦々恐々したが、のっかりはしなかったもののお決まりのエリちゃん案件だった。おっといけない、これはメタ発言だった。
「このシェリーの同僚はどう?ルシファーなら簡単に制圧できるし、面白いことになるよ」
「制圧してどうすんのさ。そうすると名探偵小さくならないし却下。あと、ややこしくしない」
残念とビリーが肩をすくめる。
「片っ端から汚職政治家とかを僕と岡田くんが始末するよ」
「腕が鳴るのう!!」
「却下」
エミヤと以蔵が項垂れる。何故採用されると思ったのかマルタに説教されるオマケ付きだ。
「まあ、茶番はこの辺にして、ルシファーなんかあるでしょ?」
話を振られたルシファーは、ニタリと微笑むと優雅に脚を組みかえて口を開いた。
「私としては遺憾この上ないけど、流石神に反旗を翻した逸話の持主だわ」
こめかみを押さえたマルタは唸るしかなかった。
うっかりスコッチ事件にそにままの姿で介入したため、立香はライに顔が割れ、お陰でFBIにマークされるという悲しいオマケをもらった。そのせいでカドックが女装してスピリッツの仮面をかぶって表舞台に立っている。
ルシファーは実に生き生きと黒の組織乗っ取ryぶっ壊す計画を進行している。実行犯は主にエミヤと以蔵だ。
ここにモリアーティがいたら喜んだかなぁと立香は安楽椅子を揺らしながら考える。
さて、カドックはバーボンもとい降谷零と共に仕事に出向いた。あの名探偵は高校生のまま日々事件を解決している。
「とても順調に見えるけど、そろそろ来るかな?」
「そろそろだな」
「そろそろだね」
立香のサーヴァント二人はうんざりしたような、どこか楽しんでるような表情で答える。
だって、ここはグダグダ時空だ。
ただの某名探偵が小さくなった世界じゃないのだ
その証拠にマルタから一本の連絡が入った。彼女は公安で風見の尻を叩きつつ降谷零の部下として見事に潜入に成功している。
「マスター大変よ、服部平次が行方不明になったわ」
続きが気になります!!