第20話:満月の決戦、激闘と救出1
戦いの幕開け:満月の光の下で
遺跡の広間は、満月の銀色の光が天窓から差し込み、魔法陣を冷たく照らしていた。
闇の渦がゆっくりと回転し、信者たちの呪文が重く響く中、アレン達が突入した瞬間、すべてが変わった。
アレンが叫ぶ。
「みんな、行くぞ! 儀式を止める! ヴォルドさんを助けるんだ!」
その声が合図となり、戦いが始まった。
エルザが一番に動いた。
剣を両手で握り、銀色の鎧が月光に輝く中、信者たちに向かって突進する。
「おらぁぁぁ! てめえら、ヴォルドを傷つけた罪、俺の剣で償え!」
エルザの剣が弧を描き、最初に立っていた信者二人を一瞬で薙ぎ払う。
血飛沫が飛び散り、信者たちが悲鳴を上げる。
「侵入者……! 悪魔復活のために、排除せよ!」
信者たちが短剣や魔力を放ち、エルザに襲いかかる。
だが、エルザの動きは速く、力強い。
剣を振り回すたびに、信者たちが吹き飛び、魔法陣の外周が崩れていく。
エルザの声が広間に響く。
「ヴォルド! 待ってろよ! 俺が絶対に助ける! お前の家族の想い、俺が背負って戦うぜ!」
エルザの叫びに、信者たちの動きが一瞬乱れる。
みんなが仲間への支えとなる。
ミラが杖を高く掲げ、静かに、しかし力強く呪文を唱える。
「みんな……私の魔法で、力を貸すよ。炎の加護、風の守り、強化を!」
ミラの杖から赤と青の光が広がり、エルザ、セリア、アレン、あかりの体を包む。
エルザの剣がさらに輝き、動きが速くなる。
「ミラ、ありがとう! これで俺の剣、もっと鋭くなるぜ!」
エルザが笑いながら、さらに信者たちをなぎ倒す。
セリアがアレンとあかりの前に立ち、白い光のバリアを展開する。
「アレンさん、あかりさん、私が守るわ! ヴォルドさんのところまで、絶対に連れて行く……!」
セリアのバリアは信者たちの魔力攻撃を弾き、二人をしっかりと守る。
セリアの声は優しく、しかし決意に満ちていた。
「あかりさん、怖いよね……。でも、私がいるわ。ヴォルドさんを助けましょう。みんなの想い、絶対に無駄にしない……!」
あかりが頷き、セリアの手を握り返す。
「セリアさん……ありがとう。ヴォルドさん、絶対に助けます。私も、みんなの力になりたい……!」
アレンがセリアに微笑み、言う。
「セリア、ありがとう。君のバリアが、俺たちを支えてくれる。ヴォルドさんのところへ急ごう」
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