今井達也の獲得断念が報じられるジャイアンツにカイル・シュワーバー獲得競争参入の動き
ウィンターミーティングを前に、サンフランシスコ・ジャイアンツは大きな動きを見せようとしている。今シーズン獲得したラファエル・デバース1人では打線を牽引できないことはチームのフロント陣も認識した。そのため、もう一人のスラッガー獲得がチームのオフシーズンの優先課題となっている。 MLB選手会発表のFA選手移籍先一覧|2025年オフ 『MLBネットワーク』のアナリスト、ジョン・モロシ氏は「ジャイアンツはカイル・シュワーバーの動向を注視しているチームの一つだ」と報じた。 シュワーバーは昨季56本塁打と132打点でナショナルリーグをリードした、このオフのフリーエージェント市場で随一のパワーヒッターだ。彼をデバースと並べれば、ジャイアンツ打線は強化され、得点力は劇的に向上するだろう。
ジャイアンツは大型補強を期待するファンに応えられるか
2025年シーズン、サンフランシスコ・ジャイアンツは41勝31敗という好調なスタートを切り、ナショナルリーグ西地区で2位につけた。球団は2022年以来となるポストシーズン進出を目指して全力を注ぐべく、デバースを獲得した。この補強にファンはチームが本気で勝負に出たことを感じ取った。 だが、シーズン中盤に大胆な動きを見せたにも関わらず、このオフに入ってフロントが大型補強をためらっていることに多くのファンは不満を抱いている。何年も静かなオフシーズンが続き、チャンスを逃してきたため、ジャイアンツ・ファンの忍耐は限界に近づいている。 『The Athletic』のアンドリュー・バガリー氏がジャイアンツは今井達也やその他のトップクラスの投手たちを獲得するために必要な金額を出さないだろうと報じたことで、ファンの間には苛立ちが広がった。 バガリー氏によれば、ジャイアンツは財政的な考慮から1億ドル(1ドル155円換算で約155億円、以下同)規模の契約が見込まれる投手たちの獲得を断念し、より手頃な契約額の選手たちを狙っているとされている。 ラファエル・デバースの獲得、ウィリー・アダメスやマット・チャップマンとの長期契約が、同地区ライバルであり、ワールドシリーズ2連覇中のロサンゼルス・ドジャースとの競争に向けたアクションの始まりとなることを期待していたファンにとってこのニュースは失望するものだった。 しかし、『MLBネットワーク』のジョン・モロシ氏による最近の報道は、ウィンターミーティングに向けてジャイアンツのファンに一筋の希望の光をもたらしている。 シュワーバーには、4年から5年契約で総額1億2000万ドルから1億6000万ドル(約186〜248億円)という大型契約が予想されている。そして、フィラデルフィア・フィリーズ、ニューヨーク・メッツ、ボストン・レッドソックスなど他の大規模市場を本拠地とするチームとの獲得競争に直面することになる。その中でジャイアンツがダークホース候補として台頭してくる可能性がある。 チームが上を目指していく上で、そして思い切った補強を切望しているファンの期待に応えるためにも、バスター・ポージーとフロント陣には今、こうしたアクションが求められているのかもしれない。 原文:Kyle Schwarber has new big-pocketed suitor ahead of Winter Meetings bidding frenzy 翻訳・編集:石山修二(スポーティングニュース日本版編集部)
Gottie Chavez・石山修二/スポーティングニュース