【今井達也コラム】エース「結果だけで『エース』と言われるものではない」
野球への姿勢や取り組み方
6月17日のDeNA戦[横浜]では球団新の1試合17奪三振の快投を見せた[写真=大賀章好]
【今井達也の常識こそ非常識】 実は僕は野球人生において、「エースになりたい」という感情が芽生えたことがありません。高校時代も「ベンチ入りしたい」「甲子園で投げたい」という気持ちは持っていましたけど、「エース」への意識はなかったです。まず、大前提として「エース」は自分で決めるものではない。周囲が評価して、「エース」だと認められるものでしょう。 それに結果だけで「エース」と言われるものでもないと思います。ユニフォームを着ていないときも含めて人間的にしっかりしているかが大事。だからプロ入り前、テレビを通して見ているだけでは結果以外の部分で、どのような人間性を備えているかが分からないので、誰かを「エース」としてあこがれることもなかったです。 野球への姿勢や取り組み方も重要です。そのあたりに関して僕はやっぱり2年前にトレーナーの鴻江寿治さんが主宰する「鴻江スポーツアカデミー」の自主トレに初めて参加して、180度考え方が変わったイメージです。物の見方や視点に変化が起こりましたね。例えば野球で言えば「打たれる、打たれないは自分で決めることではない」といったことです。相手があることですし、別にいいボールを投げたからといって打ち取れるわけでもない、と。 日常生活で言えば、小さな横断歩道を赤信号でも車が来ていなければ渡ってしまう人もいるじゃないですか。事故にならなければいいと、そういう考えから信号無視をしてしまうんでしょうけど・・・
本文:1,982文字
購入後に全文お読みいただけます。
すでに購入済みの方はログインしてください。
週刊ベースボール