極めて著名で影響力のある日本の国際政治学者の先生が、この枠組みはUAEとバーレーンを除いて米国と軍事同盟を結んでいる国で構成されている、という趣旨のご指摘をなさっているのを拝読しました。
以下、事実関係だけ整理しておきます。
・コソボ、パナマ、チリ、トリニダード・トバゴ、ナイジェリア、モルドバについて、「米国の軍事同盟国」と呼べるとは思えません。
これら諸国は米国と安全保障協力、戦略的パートナーシップ、治安協力、能力構築支援等の関係を有しますが、それらは相互防衛義務を有するような「軍事同盟」とは「別物」という理解が一般的です。
・共同声明参加国はすべて参加の事実を英国政府サイトに掲載しており、「名前を伏せて参加」していません。gov.uk/government/new
・言うまでもないことですが、「ロシア制裁参加国と構成も同じ」ではないことは一見して分かるとおりです(スクショ参照)。あえて類似点を見つけるなら、「構成」ではなく「規模感」ではあるでしょう
(ロシア制裁参加国は30カ国程度、この共同声明参加国は英国政府サイトの2026年3月30日更新版で35カ国。ただし繰り返しになりますが、構成は異なります。EUやNATOに準拠した枠組みにもなっていません)
いろいろな視点があることは理解し、尊重しますが、事実関係を正確に整理することが重要かと思われます。