戦時下のイランでヒジャブ脱ぐ女性ら 取り締まり緩和、国民の不満和らげる狙いか

イランの最高指導者モジタバ・ハメネイ師の肖像が描かれた看板の近くを歩く人々=4月20日、イラン首都テヘラン(ロイター)

女性の外出時に髪の毛を隠すことを義務付けられているイランの首都テヘランで、頭部に巻く「ヒジャブ」などを着用しない女性が目立つようになった。取り締まりの緩和は、米イスラエルとの交戦や経済低迷で高まる国民の不満を和らげる狙いがありそうだ。

イランでは2022年、ヒジャブのかぶり方が不適切だとして、当時22歳の女性が警察による拘束中に死亡した事件を機に抗議運動が全土に拡大。その後、当局の服装監視が一時的に緩和された経緯がある。

経済低迷に反発する大規模な抗議デモなどが起きた昨年末から今年にかけても、取り締まりが緩和された。イラン政府は保守派の批判を受け、風紀警察の巡回を強める方針を示したが、2月末以降の米イスラエルとの交戦を背景に、再び監視を緩めている可能性がある。(岡田美月)

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