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ウクライナ侵攻

ロシアがウクライナに全面侵攻してから26年2月で4年を迎えます。現場では今、何が起こっているのか。トランプ米大統領が意欲を示す停戦の行方はーー。

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ロシア流「闇バイト」 破壊工作にウクライナ人雇う理由=福永方人

ロシアの情報機関に協力して放火事件などに関与したとしてドイツで裁判にかけられているウクライナ国籍の人物=ドイツ南部シュツットガルトの裁判所で2026年3月17日、ロイター

 ロシアのウクライナ侵攻が5年目に入る中、ウクライナを支援する欧州諸国では、ロシアが仕掛けたとみられる破壊工作が活発化している。民間人に甚大な被害が出かねなかった事件もある。「戦線」は欧州に拡大しているとも言える。

 3月6日、リトアニアから2024年7月に英国とポーランドへ発送された3個の小包が発火した事件を巡り、関係国の合同捜査チームが22人の容疑者を特定し、ロシアの軍事情報機関が関与したとみられると発表した。

 小包には爆発装置が入っており、1個は空輸直前のドイツの空港で発火した。もし空中の機上で発火していれば、重大な航空機事故につながっていた可能性が高い。

 他にもショッピングモールへの放火や線路の爆破など、ロシアの関与が疑われる破壊工作が22年2月のウクライナ侵攻開始以降、欧州各国で相次ぐ。

 ロンドンでもウクライナ向けの人道支援物資などが保管されていた倉庫が放火された。2000キロ以上も離れた国で起きている戦争の物理的脅威が、自分が暮らす地域にも及びうるという現実を認識させられる。

 いずれの事件も実行犯は、ロシアの情報機関などが報酬を餌にオンラインで募集したとみられる外国籍の若者が多い。日本の「闇バイト」に近い構図だ。ロシアが他国民に「外注」した疑いが強いスパイ活動も欧州でたびたび摘発されている。

 破壊工作の狙いは、社会不安を増幅させ、ウクライナ支援に慎重になる国を増やすことだとされる。

 意外なのは、実行犯にウクライナ人が少なくないことだ。侵攻により故郷を追われて困窮した若者が、侵攻した側のロシアに雇われ、祖国を支える国々を攻撃する。皮肉としか言いようがない。

 ロシアは反ウクライナ感情を広げるため、戦略的にウクライナ人を勧誘しているとみられる。米シンクタンクの欧州政策分析センターは3月31日に公表した報告書で「ロシアは(侵攻の)被害者と加害者の境界をぼかし、ウクライナへの同情を武器化しようとしている」と指摘する。

 こうしたロシアの「影の戦争」は、欧州の治安を脅かしている。【ロンドン福永方人】

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ロシアの情報機関に協力して放火事件などに関与したとしてドイツで裁判にかけられているウクライナ国籍の人物=ドイツ南部シュツットガルトの裁判所で2026年3月17日、ロイター

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