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「運」の良し悪しはなにが原因か?種明かしをすると、それは「性格」に行き着く

ぼくは常に身の回りで起こることに対して、これはどのくらい「運」の要素が介在し、影響を与えたのだろうか?ということを考えてしまう。

人一倍、「運」に興味があるとおもうし、「運」に関する書籍はいろいろと読み漁ってきた。

そんなぼくが、「運に関する本ならこれ1冊読めばOK」とおすすめするのが、この一冊。

「運がよい人」と「運が悪い人」の違いを明確にし、運がよい人の法則や傾向が数多くの実験結果をもとにまとめられている。

この本を読むことで「運」の仕組みを知り、常に「運」という生き物を意識するだけでも自分の人生の捉え方は大きく変わってくる。

今日はそんな「運」について、本書をベースにまとめてみる。

■生きていれば「運」の影響を受けないわけにはいかない

1979年、映画監督のジョージ・ミラーは、新作「マッドマックス」の主役にふさわしい俳優を探していた。 戦いに疲れて傷ついた、しかしタフな男が理想だった。オーディション前日の夜、メル・ギブ ソンという無名のオーストラリア人俳優が、通りで三人の酔っ払いに襲われた。顔をはらし、 疲れきったようすでオーディションに現れたギブソンを見た瞬間、ミラーは彼を主役に決めたという。

こういう話、サクセスストーリーには欠かせないし、規模の大小はあれど、普通のひとの人生でも起きている。「運」の良し悪しで、人生が大きく変わることはしばしばあるだろう。

■「運」にみる4つの事実

本書は、とらえどころのない「運」というものを数々の実験によって、解明しようとした。そして、運のいい人と悪い人の考え方や行動の違いを徹底的に分析したところ、 彼らの人生には四つの大きな特徴があることがわかった。

その4つ特徴がこれだ。

1.運のいい人は、いつも偶然のチャンスに巡り合う
2.運のいい人は自分でも理由がわからないまま、正しい選択をしているものだ
3.運のいい人の夢や目標は、不思議なくらい実現する
4.運のいい人には、不運を幸運に変える力がある

では、ここから一つずつ見ていこう。

■特徴1:チャンスを最大限に広げる

この法則が書かれている章で象徴的な例がある。

それは賞や抽選で当選する幸運がずば抜けているという人たちの秘密は実は単純で、かなりの数の抽せんに応募しているのだ。つまり、当選するための確率を上げるために努力しているのだ。

チャンスを最大限に広げる運のいい人は偶然のチャンスをつくりだし、チャンスの存在に気づき チャンスに基づいて行動する。彼らの考え方や行動がチャンスをつくりやすくして、 チャンスの存在に気づきやすく、かつチャンスに基づいて行動しやすい状況を生んでいるのだ。

■特徴2 虫の知らせを聞き逃さない

自分で「運がいい」と思っているひと、「運がわるい」とおもっている人計100人に、キャリア、対人関係、仕事、経済問題 という四つの局面で直感や本能に頼るレベルを質問した。すると、運のいい人は運の悪い人にくらべて、はるかに「直感」を信じているということがわかった。

運の悪い人は 直感や本能にあまり頼ろうとしない。そのような感覚がないのではなく、直感を大切にせず 心の声に耳を傾けようとしないだけだ。一方、運のいい人は直感を無視せず、本能が警告のべ ルを鳴らしたら、立ち止まって慎重に考えろという合図だと考える。運のいい人はさらに、瞑想などを積極的に取り入れている。直感をとぎすまし、心の声に自信を持って従えるようにな ろうと努力している。そして、正しい決断に導かれ、幸運な人生を手に入れるのだ

■特徴3 幸運を期待する

運のいい人は不運な出来事は一時的だと考え、その先には明るくて幸せな未来が待っていると、期待しつづけることができる。

一方、運の悪い人は、幸運な出来事はすぐに終わり、その後はいつものように悪いことが起こるのだと信じている。

私 の研究から、運のいい人と悪い人は、将来に対する期待がかなり異なることがわかった。
運の悪い人は、未来は真っ暗で、自分にはどうすることもできないと思い込んでいる。運のいい人 は対照的に、素晴らしい未来が自分を待っていて、いい出来事がたくさん起こると信じている。
このような両極端の期待は、その人の考え方や行動に驚くほど影響を及ぼす。目標を達成するために努力するかどうかや、失敗に直面したときにどこまで頑張ろうとするかを決める、大きな要因となるのだ。

■特徴4: 不運を幸運に変える

運の悪い人は、自分は失敗すると思い込んでいるから、あまり一生懸命にならず、不運に遭遇したときにも「ただあきらめる」と答えるひとが多いという。

一方、運のいい人に不運なことが起こらないのではなく、不運に遭遇しても、「きっと成功する」と信じているから、すぐに起き上がり、辛抱強く努力をつづける。

「不運から得るものが必ずあるはず!」
「これは一時的に自分が成長するための試練だ!」

運のいいひとはそのようなマインドをもっているので、彼らの口からは「不運から生まれた幸運」の話がよく聞かれるという。

運の悪い人は過去に経験した不運を何度も思い出しているうちに、ますます自分は不運だと思い、暗い気分になる。すると、ますます不運な出来事ばかり考え、その結果、自分は不運なのだとさらに悲しくなる。こうして悪循環が続き、不運な世 界観にどっぷりとつかってしまうのだ。

それに対し運のいい人は、 不運な出来事を忘れて幸運について考えようとするから、このよ うな悪循環にはまらない。前向きな記憶が気分を明るくさせ、自分は幸運だと思うことができ、 自分にとってよかった出来事を思い出す。運の悪い人が陥る悪循環と違って、記憶と気分が相 乗効果をもたらし、ますます自分は幸運だと思える。

■運のマジックの種明かし、それはたった一言に集約できる「性格」

さて、ここまで運がよい人の4つの特徴を紹介してきたが、これらの特徴を生み出すものは何なのか?

本書を書いたリチャード・ワイズマン博士によると、「運がよい」というマジックの種はたった一言、「性格」に集約できるという。

人間の性格はおもに下記の5つで語れるという。

「協調性」
「誠実さ」
「外向性」
「神経症的傾向」
「開放性」

運がよい人のこの5つはどうなっているのを調べれば、運が悪い人との違いがわかるはずだと、調査を行った。

その結果わかったこと。

「協調性」→大差なし
「誠実さ」→大差なし
「外向性」→★運が良い人のポイントが高い
「神経症的傾向」→★運が良い人のポイントが低い
「開放性」→★運が良い人のポイントが高い

では、★が突いているところについて、「運が良い」人はなにがどう違うのかを解説する。

★「外向性」:運のいい人は「運」のネットワークを築き、それを広げている

外向的な人はとにかく、愛想がよく、人づき合いもいいので出会いがおおい。当然、その分いろいろなチャンスに出会う可能性を高い。いるべきときにいるべき場所にいるきあらチャンスをつかめる。

運のいい人と悪い人が他人とコミュニケーションを取る際の振る舞いを調査した結果によると、運のいい人は笑う回数、アイコンタクトの回数、身ぶりがどのくらい相手に対して「開いている」かという点について、運の悪い人より約2倍から3倍の多かったという。

また、運のいい人は、偶然の出会いを継続的な関係にもっていくことが得意で、たいていの人に好かれ、信頼され、友人も多い。こうして出来上がっていくネットワークが偶然のチャンスを増やし、あらゆる場面で特別に運気を取り入れるのだ。

★「神経症的傾向」:チャンスに気づきやすい

運のいい人は、自分のまわりにあるチャンスの存在に気づきやすいという。なぜ、気づきやすいのか?

その答えは、緊張や不安を感じやすいかどうかを判断する神経症的傾向の点数が低い、つまり基本的に穏やかで落ち着きがあるという性格にあるという。

運のいい人は、常に穏やかで落ち着いているので、肩の力を抜いてまわりを見ることができ、偶然チャンスに出くわしたときに、しっかり気がつくのだ。

★「開放性」:運のいい人は、 新しい経験を喜んで受け入れる

開放性の点数が低い 人は、しきたりや既存のやり方を選びやすく、変化を嫌うという。
一方、開放性のテストの得点が高い人は、さまざまな 場面で新しい経験をしたいと思う傾向が強いという。そして、これが偶然のチャンスの確率をさらに高めてくれる 。

さいごに

運がよい人はマジックやすごい秘策をもっているわけではいことがわかっただろうか。

「運」というと、どうしても「点」での出来事における良し悪しをイメージしてしまうとおもう。

でも、人生における「運」は点ではなく線のようなものをイメージしたほうが良さそうだ。(もちろん一発で人生が終わったしまうような不運な事故というのもある)

だからこそ、性格や考え方など長期的に影響をおよぼす要素が、運のよいひと、悪い人を生み出してしまうのだ。

今日もありがとうございます。

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