風邪を遠ざけるカギは毛細血管?免疫力を高める1日の習慣【Tarzan】
毛細血管をコントロールするのは自律神経。
毛細血管は単に免疫細胞の輸送通路というだけでなく、自律神経と連携して免疫システムを支えている。自律神経は日中に優位になる交感神経と夕方以降に優位になる副交感神経のこと。 「たとえば交感神経が優位になると毛細血管の入り口にある前毛細血管括約筋が収縮して血液をカラダの中心に集めます。このときは細菌などを攻撃する顆粒球の働きが高まります。一方、副交感神経が優位になると今度は括約筋を緩めて末梢に血液を巡らせ、カラダを修復・再生状態にします。このときはウイルスなどに対応するリンパ球が増えて機能する仕組みです」
●自律神経と毛細血管の血流量。 左は交感神経優位なときの毛細血管の状態、右は副交感神経優位で末梢に血液が流れている状態。
顆粒球やリンパ球、どちらが欠けても免疫は十分に働かない。つまり、自律神経の働きを整えることが毛細血管をコントロールし、免疫力を向上させる重要条件。 ただ、加齢とともに自律神経のトータルパワーは落ちていく。では、どうする?
●年齢、性別による自律神経パワーの変化。 自律神経の総合的なパワーは加齢によって衰えていく。
自律神経のリズムは体内時計とリンクしている。
ウイルスに対抗するのがリンパ球だとすると、副交感神経をドライブさせればいいのでは?と思うかもしれない。でも、交感神経がちゃんと働いてこそ、副交感神経も活性化する。 「自律神経の機能としては、交感神経、副交感神経のバランス、ふたつの神経のメリハリがあって初めて成立します。ただバランスだけではなく自律神経のトータルパワーというものを上げる必要もあり、それには交感神経レベルも高くなくては理論的に合わない。よって日中は交感神経を働かせて適度な活動はして夜の時間は副交感神経が優位な状態でしっかり睡眠をとるということが風邪をひかないための大きな力になると思います」 下の図をご覧いただこう。日中は交感神経優位、夜間は副交感神経優位な状態で、カラダは健全な反応を起こす。このリズムに則って生活を組み立てることが大事なのだ。