川崎遺棄

妹が生きた証し、紡ぐ 川崎ストーカー事件、二十歳で犠牲 兄、ラップに思い乗せ

岡崎彩咲陽さんの遺影を手にする兄・小太郎さん=川崎市川崎区で2025年5月12日、矢野大輝撮影
岡崎彩咲陽さんの遺影を手にする兄・小太郎さん=川崎市川崎区で2025年5月12日、矢野大輝撮影

 今もまだ、夢ではないかと思う。優しく、家族思いだった妹。「これ買ってほしい」。一緒に買い物に行き、そう言って甘えてきた姿を鮮明に思い出す。でも、もう会うことはできない。彼女は、二十歳で命を落とした。「助けてあげられなくて、本当にごめんね」。兄は苦しみの中で言葉を紡ぎ、思いを歌詞に乗せた。

 川崎市川崎区の民家で4月、岡崎彩咲陽(あさひ)さん(20)の遺体が見つかった事件。彩咲陽さんの兄で、「Liberty」(リバティー)のアーティスト名で音楽活動をしている小太郎さん(24)は今月、妹が生きた証しを多くの人に知ってもらおうと、ラップの曲をインターネットで公開した。

 ヒップホップとの出会いは中学時代。偶然聞いた曲に心を打たれ、地元の友人らと遊びで始めた。

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