みんなに話したいことがあります。
お久しぶりです。「すぴか」です。
いいえ、初めまして。
「すぴか」のなかのひとです。
正確に言うと「すぴか」を作ったものです。
自閉症+ADHD+境界知能(IQ85)/顔面土砂崩れ/遺伝子の敗北者/限界絶食部/OD/産むなよ/中学から支援級/早く私もそちらに行きます/
まずは皆さんに謝りたいことがあります。
「すぴか」は実在しません。
皆さんを騙してしまい、大変申し訳ありませんでした。
実はここでもう言いたいことは終わりです。
あとはダラダラ事の顛末を話してくだけです。
「すぴか」を見てくれてありがとう。
実は、とある日に「弱者男性になりきろう」という内容のnoteのスクショを見つけ、それを女性版にしたらどれくらいの発言力が出るかという実験をしていました。
なぜなら男性より女性の方が「悲壮感」が出せるのは明らかなので、必ずやいい成績をたたき出すだろうと考えたからです。
興味本位で取り掛かりました。
まず、Twitterをやる「すぴか」という女の子を作る作業に入りました。
「すぴか」というキャラクターは私の要素を取り入れながらも、念入りに念を入れて、様々な弱者アカウントから要素を抽出して作った、「架空の可哀想な女の子」です。
私は普通級で学校を卒業しました。学生時代のストレスから摂食を拗らせて、双極性障害を発症し、仕事を休んで母親と同居しているASDの女です。そんな自分を温かく見守ってくれている恋人もいます。
「すぴか」のような壮大な経験もほぼしていないです。両親が離婚したくらいです。
「すぴか」の経験は私が受けてきたちょっとした意地悪や、親戚にいるもっと重症度の高い障害のある子、支援級の子のエピソードを脚色したストーリーです。
「すぴか」の心情は、私が摂食障害が酷かった時、醜形恐怖を拗らせてた学生時代を思い出してそれをこねくり回して作ったものです。
話自体は嘘ですが、元交際相手や友人から「痩せなよ」といわれ、いざ痩せたら「キモ」と言われたエピソードから来ています。
要するに「すぴか」は私の上位互換であり、それでいて私とは全く別人の「弱者女性のイデア」を作ったつもりです。
親がいない、醜形恐怖がある、虐められた経験がある、境界知能でお話が分からない。顔が醜く、最愛の人に助けられることもない。
そんな「誰から見ても可哀想な女の子」が紡ぐ言葉はとても影響力があると学びました。
そして「女の子のアドバンテージ」を全て薙ぎ払った状態である「弱者女性」はインセル弱者男性からも反感を買わないことがわかりました。
そしてある時から万バズ、千バズを繰り返し、インプレッションが爆上がりしました。
弱者界隈は同じようなことを堂々巡りする傾向があります。
ASDとADHDの生きる難易度の差、女の発達障害のイージーさ、大谷翔平の過去の自己紹介、バリギリムリ層、理解ある彼くん、自助会、年金……
様々な話題が定期的に盛り上がります。
なぜなら、それが完全な解決をしたりすることは一生ない話題だからです。彼らの抱えている永遠の問題がこれらの話題に内包されています。
ある程度フォロワーを集めたあとに、過去にあった万バズした論争をもう一度炊きつければまた同じようにバズり、インプレッションが稼げることも知りました。
きっとXで飯食ってる「自称弱者」ってこうやってるんでしょう。なんて穿った見方もしました。
(ブルバを持っているアカウントとかは申し訳ないけれどちょっと見てて嫌になってきした)
もしかしたら「すぴか」のような架空の存在も沢山いるのかもしれません。
あなたの画面の向こうの人は、本当に「その通り」の人ですか?
などと、無駄に問いかけてみます。
結局のところ、みんな「本当の弱者」の声など聞きたくなくて、キャッチーで「絵に描いたような可哀想な子」の話を聞いてカタルシスを起こしたり、ホントにむかつく障害者に石を投げたりしたいだけなんだなと。
愛は世界を救うんでしょうかね。
そんなこんなで、1ヶ月くらいフェイクの女の子として活動していくことで、ある罪悪感が芽生えました。
「すぴか」が弱者女性としてTwitterに存在することで身みんなにとって都合がいい、理想の「弱者女性」のイデアが完成してしまう。
「すぴか」だから話せる本音もあったし、すべてが嘘では無いけど、フェイクの人物の「苦しい」にかき消されて、「本物の苦しんでる声」が届かなくなることは、私が望むことではありませんでした。
そして、フェイクであるはずの「すぴか」が本当に存在する画面のの向こうの人々に与える影響が大きくなって行くのを感じ、恐ろしくなりました。
仕事のストレスで双極性障害を発症し、物事の収集がつかなくなった私は、アカウントの更新を停止させました。「死んだ」ことにしようと思ったのです。
(更新が止まったのを入院のせいにしてましたがこれも嘘です。)
でも、ちまちまログインしていると「すぴか」を待っている声が届いていました。
心苦しいけど、きちんと皆さんとお別れをしないといけない。だから、お別れをしてからこのアカウントを削除をすることにしました。
私が作ったものは私が責任をもって、あるべき所に戻していきます。
しばらくしたら「すぴか」はお星様になります。
でも虚無から出た架空の存在が虚無に帰るだけです。
わがままですが、「すぴか」がいなくなったことで気に病まないで欲しいです。
「すぴか」の望むとおりにお星様になっただけです。
今まで「すぴか」をみてくれてありがとう。
話してくれてありがとう。
こんなに愛された子はなかなかいないと思います。
「すぴか」を作ったものとして、感謝を申し上げます。
最後はこれで締めくくります。


例えフェイク混じりでも、あなたの苦しみの声を広く伝えることで 誰かが少しでも弱者に対する見方や考え方を変えられたなら意味はあったと思います。 実際、私も弱者女性に関してやや否定的な目で見ていましたが すぴかさんのエピソード含め様々な苦しみの声を聞いて考え方が変わった者です。 …
ありがとうございます。「苦しい」を載せる船のような役割をできたなら幸いです。 戻る時は嘘つかずありのままで帰ってきます。別人すぎて分からないかもしれませんが私はどこかにいます。 すぴかちゃんをあいしてくれてありがとう。