米Lifehackerの創設者であるジーナ・トラパニは、2006年にプレーンテキスト形式のToDoリストを普及させました「Todo.txt」と呼ばれるこの形式は、今でも多くの人々に利用されています。

というのも、この形式を中心にアプリのエコシステムが構築されているのです。

最近、作家で教師のテロ・カルヴィネン氏による「Calendar.txt」に出会いました。これは、同様の哲学に基づいたテキスト文書で、過剰な機能を持つカレンダーアプリを、必要最低限の基本機能に絞り込んだものです。

アプリ以外の選択肢

これは導入に値するコンセプトです。私たちは少なくとも10年もの間、「あらゆることに個別のアプリを使う」時代を生きてきました。

確かに、それらのアプリの多くは非常に優れています。私は何年もかけて、タスク管理からカクテルづくりまで、あらゆることにソフトウェアベースのツールを推奨してきましたし、今後もそれをやめるつもりはありません。

しかし、誰もがすべての行動に対して専用のアプリを必要とするわけではありません。生産性は個人的なものであり、誰もが異なるニーズを持っています。

私は、技術的に非常に優秀な人たちでさえ、予定やタスクを追跡するために紙のスケジュール帳を使い続けているのを知っています。シンプルなノートは、どんなアプリも及ばない柔軟性を持っているのです。

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1日につき1行のテキスト

Calendar.txtのようなプレーンテキストツールは、紙のスケジュール帳と似たような観点から使われ続けているのであろう、と私は考えています。

プレーンテキストツールは「1日につき1行のテキストを使用する」という、これ以上ないほどシンプルなもの。2033年まで日付の行が続く既製のファイルをダウンロードすることも、自分で作成することもできます。

各行は日付ではじまり、そのあとに週番号(1年のはじめから終わるまで、各週に振り分けらられた番号)、そしてMon(月曜日)、Thu(木曜)といった3文字の曜日名が続きます。

そのあとに、時間を書き、イベント名を続けることで、予定を書き込むという考え方です。イベントは、単に順番に行に追加されます。

たとえば、今日の日付の行に、1つの予定/タスク(午後に家の掃除)を記入すると、以下のようになります。

2025-03-06 w10 Thu 14 cleaning the house

しかし、このアプローチには多くの欠点があります。

リマインダー機能なんてものはもちろん組み込まれていませんし、ほかの人を予定に招待する方法もありません。

一方で、20年前にtodo.txtが示したように、プレーンテキストファイルを使用することにはメリットがあります。

プレーンテキストは汎用性があり、どのデバイスでも開くことが可能です。ソフトウェア企業が方針を変更したとしても、ファイルが消えることはありません。

コマンドラインに慣れているなら、既存のツールをさまざまな方法で利用できます。

たとえば、calendar.txtのドキュメントでは、テキスト文書を検索するツールであるgrepを使って、今日の予定を表示する方法が示されています。

grep 2025-03-06 calendar.txt

同じコマンドを使って、日付でイベントを検索することもできます。

Credit: Justin Pot
Credit: Justin Pot

繰り返しますが、このアプローチは、特にコマンドプロンプトを開いたことがない人にとっては難しく感じるので、すべての人に役立つとは限りません。

しかし、すべてのツールがすべてのユーザーに適しているわけではないはずです。どのツールが自分にとって最適かを決めることができるのは、あなただけ。

──2025年3月13日の記事を再編集のうえ、再掲載しています。

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Source: Tero Karvinen(1, 2)

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