花咲徳栄は昨秋に続く県内制覇と、夏へ向けた成長を目標に掲げる。本田主将は「夏春どっちも取りに行くつもり」と貫禄を漂わせた。
3月の選抜では全3試合で28得点と打撃力の高さを見せた一方、投手層の薄さという課題が露呈した。投手陣の成長を図るためには、野手陣のさらなる奮起が必要不可欠だ。選抜の後も県外の高校と練習試合を重ねて経験値を積み、「持ち味である打撃にこだわってきた」(本田)と仕上げてきた。
■全試合で先制点狙う/浦和学院
春の県大会連覇を狙う浦和学院は投打ともに戦力が充実。投手陣は秋に主戦を担った伊藤のほか4人が控え、捕手の内藤や二遊間の法量、大宮らを中心に守り切る。打線は1番玉栄から攻め込むスタイルだ。
昨秋は県大会決勝で花咲徳栄に、関東大会準々決勝では山梨学院に敗れた。蜂巣主将は「何もつかみ取れずに悔しい思いをした」と甲子園レベルのプレーを求め、状況に応じた打撃練習を重ねた。「テーマは『超攻撃』。全試合で先制点を取る」と力強く誓った。
■向上著しく、初関東制覇/浦和麗明
昨秋、創部8年目で春夏秋通じて初の4強に入った浦和麗明は、Bシードから初関東を狙う。エース剱持を柱に右腕奥村、左腕細川ら投手陣は総合力が高く、継投で相手打線を抑え込む。打線も冬場のトレーニングで強化され、中軸を担う水落、横山、八木らの成長が著しい。
能力も高いが、一番の武器は勝負へのこだわり。初4強時は快挙よりも、準決勝での敗戦に涙を流したという。中村部長は「秋の悔しさをこの春にぶつけられれば」と意気込んだ。
■私立に束になって挑む/飯能
飯能は10年ぶりに春季県大会の切符をつかんだ。4番でエースの各務が中心だが、甲原監督は「チームの一体感で戦ってきた」と振り返る。西部地区予選では長打に走塁を絡め、2試合で18得点を奪った。
技術練習に加え、メンタルトレーニングにも取り組んだ。劣勢の場面でも諦めず、「プラスの雰囲気が生まれた」と成果を実感している。初戦の相手は昨秋県準優勝の浦和学院。大窟主将は「強豪私立にも束になって向かっていきたい」とチームのスタイルを貫く構えだ。