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滋賀県の駅前に「平和堂」がある理由【ひもときリレーvol.07】

平和堂の理念や歴史、プロジェクトなど、様々なテーマをあらゆる角度からひもとき、「へえ、そうだったんだ」と小さな気づきや発見となる情報をトリビア的にご紹介するシリーズです。

今回は、平和堂の店舗立地をひもとき

滋賀県にお住まいの方なら、「滋賀県の駅前にはだいたい平和堂がある」という話を聞いたことがあるのではないでしょうか?私たちとしては、県民の皆様が平和堂を地域の一部として親しんでくださっている証拠なのだと、とても嬉しく思っています。
 
一見すると、県内にたくさんある店舗はランダムに建っているように見えるかもしれませんが、実は駅前に店舗が集中しているのには、しっかりとした理由と、創業者のある思いが詰まっているんです。今回は、平和堂の店舗立地に隠された秘密をひもときます。

「人の流れ」を大切にした初期の出店

1957年、平和堂は滋賀県彦根市で「靴とカバンの店」として産声を上げました。その後、約10年をかけて衣食住すべてを揃えた総合スーパーへと店舗形態を広げていきます。

平和堂の2羽のハトのマークの看板を掲げた白い建物。手前にはバスのロータリーがある
開店当時の草津店(現:くさつ平和堂)

チェーン展開を本格化するにあたり、何よりも大切にしたのは「立地」でした。「人の流れが多い場所を選ぶべき」との専門家の指導に基づき、1968年にオープンした2番店の場所として選ばれたのが草津駅前です。当時の草津駅周辺は開発途中でしたが、工場誘致で人口が増え、活気にあふれていたと言います。
 
続く3番目の店舗は、長浜駅前の開発に協力する形で出店しました。このように、鉄道や街の開発が急速に進む時代の変化にあわせて、自然と駅に近い場所に店舗が建てられていったのです。

創業者の「滋賀県愛」が生んだ「びわ湖ネックレス構想」

「立地」と同じくらい大切にしたのは、創業者のある思いでした。
 
他のスーパーが全国へのチェーン展開を進めるなか、平和堂も本格的なチェーン展開へと舵を切ります。その根底にあったのは、創業者の「びわ湖の周りに住んで良かったと思ってもらいたい」という思いです。

琵琶湖を中心に平和堂の店舗が展開されている様子を描いたイラスト
びわ湖ネックレス構想のイメージ図(1974年当時)

この思いを形にしたのが、平和堂の出店計画「びわ湖ネックレス構想」です。まるでびわ湖を囲むネックレスチェーンのように店舗を線で結び、石山、近江八幡、大津、堅田、そして最終地点の安曇川へ次々と出店。JR東海道線だけでなく、草津線や近江鉄道沿線も含めて出店を進め、多い時には15日間に3店舗をオープンさせるほどの勢いで、この壮大な構想を実現させました。

屋号は違っても、すべて「平和堂」

「平和堂」「アル・プラザ」「フレンドマート」。
平和堂にはさまざまな名前の店舗がありますが、「それぞれ別の会社が運営しているのでは?」と思われることも少なくありません。しかし、これらはすべて平和堂が展開する直営店舗です。この屋号の違いにこそ、同じエリアに店舗が集中している理由が隠されています。
 
実は屋号は、取り扱っている商品と店舗の規模によって区別されています。

・平和堂、アル・プラザ
…衣食住すべてを取り扱う総合スーパー。小規模の店舗は「平和堂」、大規模の店舗は「アル・プラザ」

・フレンドマート
…食料品を中心とした生活便利店

これは、特定のエリアに店舗を集中させることで、地域のシェアやブランド認知度を高める「ドミナント戦略」に基づいています
 
大規模店舗を「核」として、その周辺に生活便利店を展開。日常のお買い物には「フレンドマート」、週末のまとめ買いや衣料品などは「アル・プラザ」といった使い分けができるよう、地域の皆様のライフスタイルに合わせて業態が分かれているのです。
 
「びわ湖ネックレス」に基づいて展開した大型店舗をベースに、その周辺に少しずつ店舗を出店していった結果、現在では滋賀県内に80店舗を展開するに至っています。

2階建ての淡い茶色の店舗外観。フレンドタウンの看板がある。
昨年秋には、JR守山駅前の店舗を新しく立て替えました

時代の流れとともに、現在は大型店の出店は減り、店舗展開の主流は「フレンドマート」になりつつあります。老朽化による建て替えも進んでいますが、チェーン化の礎となった「草津店(現:くさつ平和堂)」のように、50年以上経った今も現役の“ベテラン店舗”も存在します。
 
これからも、改装や建て替えなどのメンテナンスを続けながら、地域の皆様に快適にお買い物を楽しんでいただける、地域の一部のようなお店であり続けられたらこんなに嬉しいことはありません。
 
もしも電車の窓から平和堂の看板が見えたときや、びわ湖一周ドライブ、ビワイチに出かけた際には、ぜひ最寄りの平和堂に立ち寄って、「びわ湖ネックレス」の足跡をたどってみてくださいね。


■びわ湖ネックレス構想の対象店舗
(※1974年当時の計画に基づき、滋賀県JR東海道沿線沿いの店舗を抜粋)

・彦根銀座店
・くさつ平和堂
・フレンドマート長浜駅前店(旧:長浜店)
・平和堂石山(旧:石山店)
・アル・プラザ野洲(旧:野洲フレンド)
・フレンドマート八幡鷹飼店(旧:近江八幡店)
・フレンドマート大津駅前店(旧:大津店)
・フレンドマート守山駅前店(旧:守山店)
・フレンドマート能登川店(旧:能登川店)
・アル・プラザ堅田(旧:堅田店)
・あどがわ店(旧:安曇川店)

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