健康診断で高校生の胸触る、放射線技師に有罪 福岡地裁、一審は無罪

松本江里加
[PR]

 高校の健康診断で女子生徒の胸を触ったとして準強制わいせつ罪に問われた診療放射線技師、江崎有樹被告(44)の差し戻し審の判決公判が20日、福岡地裁であった。

 鈴嶋晋一裁判長は、生徒の説明は信用できるとして懲役1年6カ月執行猶予3年(求刑懲役1年6カ月)を言い渡した。

 判決によると、被告は2018年5月、福岡県内の高校で、知的障害がある生徒の胸部X線検査をした際、検診車の中で胸を触った。被告側は無罪を主張していた。

 一審・福岡地裁は21年、生徒の法廷での証言に矛盾や変遷があるなどとして無罪とした。

 一方、二審・福岡高裁は22年、一審では生徒が初期段階で捜査機関に話した被害申告と、公判が始まった後の法廷での証言とを比較検討しておらず、法廷での尋問は知的障害のある生徒への配慮が十分でないと指摘。「審理が尽くされていない」として差し戻していた。

 今回の判決は、生徒の初期段階の被害申告は自発的になされたもので、事件直後に母親や担任に話した内容と「根幹部分は一致する」として十分に信用できると結論づけた。

有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。

※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません

この記事を書いた人
松本江里加
西部報道センター
専門・関心分野
地方、子どもの権利、福祉など

関連トピック・ジャンル