中止の注射、特例で実施へ 埼玉・小児医療センター、全作業を撮影

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日浦統 小崎瑶太
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 埼玉県立小児医療センター(さいたま市中央区)で白血病患者5人が抗がん剤の注射後に神経症状を発症し、1人が死亡、2人が重体となっている事案で、センターは20日、再発防止の観点から2025年11月以降中止している髄腔(ずいくう)内注射を特例で実施すると発表した。治療中で転院が難しく、家族から希望がある入院中の10代患者に21日以降、2~3週間の間隔で行う計画。薬品の搬出から注射までの全作業をビデオ撮影するなどの対策をとるとしている。

 岡明病院長が県庁で会見し、明らかにした。背骨の周辺から薬剤を投与する髄腔内注射は白血病治療で一般的に用いられている。センターは3例目の重篤な神経症状が確認されてからは注射を中止していた。

 センターは、原則中止している白血病患者の新規受け入れも再開する。ただ、髄腔内注射は行わず、「あくまで限定的な措置」としている。

 同日開かれたセンターの調査…

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日浦統
さいたま総局記者|埼玉県政・経済担当
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「東京一極集中」の実相と課題、札所巡り
小崎瑶太
さいたま総局|埼玉県政担当
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