山口県の下関港を母港にする捕鯨母船「関鯨(かんげい)丸」が18日、今年の商業捕鯨に向けて同港を出港し、今年の操業が幕を開けた。船を所有する共同船舶(東京)によると、大手量販店などで鯨肉の取り扱い需要が広がりつつあり、最初の航海となるオホーツク海に向かった。
商業捕鯨再開を機に新造された同船による操業は今年で3年目。今年は12月までの操業を予定し、6月に仙台港に入港。その後博多、釧路に初めて寄港する。捕獲枠で割り当てられたニタリクジラ133頭、イワシクジラ56頭、ナガスクジラ58頭の計247頭の捕獲を予定。昨年の生産量は1530トンで計画(2千トン)を下回ったが、今年は2100トンを目指す。
共同船舶は商業捕鯨の中核を担う企業。原油高騰の影響については「政府の補助もあり燃料代は昨年とほぼ同水準で、今後の航海も大きな支障はない」としている。
(土屋裕樹)