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瀬谷駅と三ツ境駅(いずれも瀬谷区)への「特急」と、十日市場駅(緑区)への「快速」の停車要望に対し、検討テーマの一つに加えられたようです。

横浜市など県内自治体などが参加する「神奈川県鉄道輸送力増強促進会議」(会長・黒岩祐治県知事)はこのほど、「令和7年度要望書」に対する県内の鉄道各社からの回答を県の公式サイトで公表しました。

グリーンエクスポの会場からもっとも近い瀬谷駅(2026年4月)

瀬谷区の三ツ境駅は瀬谷区役所や瀬谷警察署などへの最寄り駅(2025年)

同年度の要望書では、「GREEN×EXPO(グリーンエクスポ)2027の開催及び旧上瀬谷通信施設の大規模な土地利用転換に伴い、今後発生が想定される交通需要に対応し、来街者の利便性向上を図るため」として、グリーンエクスポの最寄りとなる横浜市内の3駅に相鉄(相模鉄道)の特急と、JR横浜線の快速の新たな停車駅とするよう要望。

上瀬谷通信施設跡ではグリーンエクスポ会場以外のエリアでも今後の開発を見据えて大規模な基盤整備工事が行われている(2026年4月)

これに対し、相鉄は「博覧会開催後の周辺整備により、中長期的にも乗降人員の増加が見込まれることから、優等列車の停車についても検討を行っているところです」といいます。

鶴ヶ峰駅を通過する「特急」(2026年1月)

そのうえで、「優等列車の停車駅を増やしたり、新たな列車種別を設定したりするためには、車内表示器をはじめ、車両や地上設備、運行管理システム等の大規模な改修が必要となり、高額な改修費が発生するとともに、停車駅が増えることによる速達性のあり方についても検討すべき課題」とし、「引き続き、将来の駅の乗降人員や輸送力、速達性または採算性などを総合的に勘案して、検討を進めてまいりたい」と回答。

グリーンエクスポの会期中はシャトルバスの発着地となるJR横浜線・十日市場駅(2026年4月)

一方、JR東日本は「快速列車は速達性を使命としており、停車駅が増えることにより快速列車本来の目的が失われることになります」とし、「GREEN×EXPO2027の開催による来街者の利便性向上を考慮しつつ、同駅への快速列車の停車については、引き続きお客さまのご利用状況を見極めつつ検討してまいります」という回答でした。

3駅への特急や快速の停車は、両社とも明確に否定しなかった一方、利用状況や速達性の確保などを課題として挙げており、今後検討していくテーマということになりそうです。

【関連記事】

国際園芸博を機に瀬谷・三ツ境へ「特急」、十日市場に「快速」の停車を要望(2025年11月25日)

【参考リンク】

神奈川県鉄道輸送力増強促進会議のページ(神奈川県)

神奈川県鉄道輸送力増強促進会議「令和7年度の要望及び鉄道事業者からの回答」(2026年3月11日公開)