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衆院選の“おこぼれゾンビ”、京都府知事選の共産党最下位が象徴する野党の凋落/倉山満

日本人が嫌うようになった理由とは

なぜ日本人は、ここまでパヨクを嫌うようになったのか。六つの理由があると考える。 第一は、皇室に対する態度である。パヨクは次の天皇を「アンケート調査を参考に決めよう」などと言い出す。確かに、一般的に「愛子さま人気」は高い。しかし、悠仁殿下までの流れは決まっているのだから、政界では「愛子天皇論」など白眼視されている。こういう態度は、マトモな人から相手にされない。 第二に、憲法である。パヨクと左翼の一丁目一番地は護憲だが、「誤植も含めて日本国憲法の文字を一字一句変えさせない」との態度で、事実、あらゆる憲法論議を妨害してきた。 第三は、安全保障である。いまだに「安保法制は違憲である」と頑なである。憲法問題にしてもそうだが、安全保障論議でも、何かカルト宗教の経典であるが如く、日本国憲法の字句にこだわる議論を展開する。その主張にリアリティーがない。 第四に、エネルギーである。代替エネルギーもないのに、「明日、原発を廃止せよ」などと本気で言い出す。電気の無い暮らしをせよとでも? もはやファンタジーである。 第五に、マクロ経済政策である。自民党のやることに何でも反対。「アベノミクスは格差を拡大しただけだ」などと、統計を見ないで、煽動を繰返す。「だったら、お前らは自殺者と失業者を減らせるのか」とのビジネスマンの批判には答えない。自民党も中途半端なのだからいくらでも批判できるのに、頓珍漢な非難だけを繰り返す。

結局は自民党の補完勢力

第六に、結局パヨクは自民党の補完勢力なのである。戦後政治において、社会党~民主党~民進党~立憲民主党~中革連と、常にパヨク政党が野党第一党の地位を占めてきた。これではどんなに自民党に不満があっても、「あいつらに政権を渡して良いのか」と迫られれば、政権交代はできない。そして、パヨクが野党第一党である限り、マトモな野党が伸びることはない。これぞ、パヨクこそが自民党最大の支持勢力である所以である。 それでいて戦後長らく、左翼とパヨクが言論界では支配的であった。こういう言論状況への鬱屈した不満が爆発、SNSを中心に反パヨクの空気が確実に広がっている。つまり、普通の日本人がパヨク(≒左翼)に嫌悪感を示しているのだ。 浜田聡元参議院議員の善戦は、こうした風潮の上にあると考えられる。浜田氏は、NHK党で落選を繰り返しながらも、党首の立花孝志氏が議員辞職したので繰り上げ当選。在職中は、質問主意書提出数歴代1位で目立っていたが、「初の緊急事態宣言の根拠となった動画の公文書としての保管実現」「悠仁殿下の警備体制に関する通報と提言」など、地道な議員活動でプロ筋の評価は高かった。 現在は、政治団体である日本自由党の総裁。その名の通り、減税と規制緩和を軸とする、自由主義を訴える活動を続けている。 今の日本の最大多数派は、無党派である。高市首相最大の基盤も無党派層である。浜田氏は、この無党派層に訴えかけ、共産党を押さえる大善戦に至った。ぜひ、再び国政に戻ってほしい逸材である。 それにつけても、マトモな野党がほしいものである。
皇室史家。憲政史研究家。1973年、香川県生まれ。救国シンクタンク理事長兼所長。中央大学文学部史学科を卒業後、同大学院博士前期課程修了。在学中から’15年まで、国士舘大学日本政教研究所非常勤職員を務める。現在は、「倉山塾」塾長、ネット放送局「チャンネルくらら」などを主宰。著書に『13歳からの「くにまもり」』など多数。ベストセラー「嘘だらけシリーズ」の最新作『噓だらけの日本近世史』が2月28日より発売

噓だらけの日本近世史 噓だらけの日本近世史

通説を覆す「嘘だらけ」シリーズ日本史編、待望の第三弾。

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