「引き波怖い」サイレン響く中、続々と住民避難 岩手で津波警報
20日午後4時55分ごろ、青森県で震度5強を観測した地震により津波警報が出された地域では、高台に避難した住民らが不安そうに様子を見守った。 【写真】津波警報を受け、高台に避難した住民 岩手県釜石市の薬師公園には、地震発生後すぐに近くの大型商業施設などから避難する人が集まった。津波警報発表を知らせるサイレンが鳴り響く中、スマートフォンで連絡を取ったり、地震や津波の状況を確認したりしていた。 妻や友人と5人で大型商業施設内のカラオケ店にいた同県山田町の男性(35)は「15年前の東日本大震災ほどではなかったが、強い揺れだった」と振り返り、「津波警報が解除されるまでしばらくここから動けないだろう。自宅が海のすぐなので心配だ」と顔を曇らせた。 一人で避難してきた70代男性は、東日本大震災の時には公園そばの自宅2階に上がって無事だったという。男性は釜石湾に視線を向けながら「最初の押し波も怖いが、引き波はもっと怖い。しばらく避難が続くことを覚悟している」と話した。【奥田伸一】