自民党の門寛子衆院議員が14日のインターネット番組「アベマプライム」で、過激派の中核派中央から離脱した矢嶋派全学連の矢嶋尋委員長(学習院大)らと社会変革の在り方を巡って激論を交わした。暴力革命を掲げる矢嶋氏に対して「高市政権を倒したいなら選挙に出ればいい」と指摘。国会前でのデモについて「ごっこ遊びにしか見えない」と批判した。
「そもそも3万人いない」
門氏は矢嶋氏に「国会に集まってペンライト振って、それで政権は変わらない。厳しいことを言うようだが、ごっこ遊びにしか見えない。本気で政治を変えるんだったら、今すぐ政党を作って、人々の支持を集めて打って出ればいい。それをやらないで、言葉だけで高市はおかしいと言うのはいいが、やはり、ごっこ遊びの域を出ない」と述べた。
8日に国会前で行われた「平和憲法を守るための緊急アクション」について、主催者は参加者を3万人と発表した。門氏は「そもそも3万人いないのに、なんで3万人と言うのか」と疑問を投げかけた。
司会のタレント、田村淳氏も「(参加者数を)盛る必要が全くない。1万人であろうが5千人であろうが、同じ主張を持った人がそこにいる事実の方が大切」と述べた。
矢嶋派全学連の斎藤晴輝書記長(東京都立大)は「僕も全くそう思う。僕に言われても。われわれは主催者じゃない」と説明した。実際、デモは市民団体によって呼び掛けられており、共産党や社民党の国会議員も参加し、矢嶋派全学連は運営に関与していない。
「デモは気軽に」と説明
田村氏が「(暴力革命と言いながら)暴力を使っていない」と指摘すると、矢嶋氏は「いつかはゼネストと武装蜂起に行き着かなければならない。私たちはそれを目指して戦っている」と答えた。
田村氏から中道改革連合より素晴らしい点を聞かれると、矢嶋氏は「数年以内に既成の野党の全てを超えて、野党の第一党というか、左派の主流派になる決意だ」と述べた。暴力革命を目指しつつ、革命状況作りや組織宣伝のために選挙や議会を使う「革命的議会主義」を示唆したとみられる。
一方、矢嶋氏らを批判した「ごっこ遊び」発言を集会の自由を否定したと受け止める向きもあり、門氏は16日、X(旧ツイッター)で「デモは日本ではもっと気軽にやられるべきですし、表現の自由も過去の歴史を踏まえ崇高なものとして守るべきです」と説明した。(渡辺浩)