緊急 記事 「パックス・シリカ(Pax Silica)」
米国、日本、韓国、オーストラリアに加えてシンガポール、オランダ、英国、イスラエル、アラブ首長国連邦(UAE)は、人工知能(AI)技術や半導体、重要鉱物の安定的な供給網を強化する新たな多国間協力枠組み「パックス・シリカ(Pax Silica)」を発足させた。
中国が主導する供給網や技術競争への対抗が狙いであり、同盟国・友好国の連携強化を通じた経済安全保障の重視が鮮明になっている。
協力の焦点は複数の分野に及ぶ。参加国は半導体の設計・製造・包装といった製造工程だけでなく、鉱物の採掘・精製、エネルギー供給、AIインフラストラクチャー、物流ネットワークといったサプライチェーン全体を網羅する協力の必要性を確認した。これによりAIや先端技術の競争力を支える基盤を確立し、単一の供給元や特定地域への依存を避けることでリスクを低減することが狙いである。
緊急のやっつけですが、今回衆院選の解散理由の理解を深める為です。
今までの安全保障と言えば、外交・軍事がメインでした。
岸田政権の政策は外交・軍事による安全保障の強化に突き進んでいたといっても過言ではないでしょう。
そして、それを最も成功させた政権でもあります。
しかし、トランプ政権発足により、安全保障にはもう一つの項目が加わりました。
それが「経済安全保障」です。
トランプ政権は関税を武器に多国間との経済交渉をし始めました。
安全保障を米国に依存しているのは日本だけではありません。
各国対応に追われ、我が国では赤沢亮正議員の活躍により一定のラインが引かれることになりました。
かつての日米貿易摩擦を覚えている方もいるでしょうが、経済間の摩擦は時にその関係を悪化させます(実際、日米貿易摩擦時代の日米間は最悪の一言です)
グローバル社会においては、軍事だけでなく、経済関係もまた安全保障の一つとなりました。
そして、その経済で重要なものの一つが「半導体」です。
我が国もラピダス(Rapidus)やTSMCなどの進出はニュースになりました。
今や、半導体無しでは現代文明を維持することは不可能です。
しかも、半導体は製造には高度な技術と高度な分業と国際協力が不可欠なのです。
そんな中、「パックス・シリカ(Pax Silica)」は誕生しました。
シリカ(Silica)は、シリコンの語源であり、半導体の象徴です。
この枠組みは人工知能(AI)に不可欠な半導体や重要鉱物といったサプライチェーン(供給網)の安定化・強化を目的とし、経済安全保障の新たな国際的連携として位置づけられています。
主導国となった米国は、これを単なる経済協力ではなく、「経済安全保障は国家安全保障の一部」という理念に基づく戦略的パートナーシップと位置づけています。
半導体は工場だけで完結する産業ではなく、その周囲にある電力・資金・データ・安全保障まで含めて初めて成立します。
そのことを踏まえると「パックス・シリカ(Pax Silica)」とは、産業による連携・産業による相互依存・産業による抑止・産業による秩序であると言えます。
公式声明では、参加国は「信頼できる供給網」と「公正な市場慣行」を維持することが不可欠だと強調しており、特定国への依存度を下げることで、経済的な強制力や供給制限といったリスクに対する耐性を高めることが共有されています。
枠組みは単独のプロジェクトよりも長期的な戦略協力関係の構築を目指しており、今後拡大する可能性も示唆されています。
19日記者会見で高市早苗氏は、
食料安全保障
資源・エネルギー安全保障
経済安全保障
を強調しております。
その「経済安全保障」政策の一つがこの「パックス・シリカ(Pax Silica)」です。
AI時代の経済安全保障を巡る国際的な協力の新たな一歩と位置づけられるでしょう。
日本語記事が少ないので、紹介です。


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