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Conversation

だが、ラストを空虚な擬態として片づけるのもまた足りない。本作の厄介さは、現実に少しだけ触れた者が、その現実を抱えたまま別の顔で生き延びる技術を獲得してしまうところにある。そこでは罪が消えていないからこそ、かえって「自分の中で処理してしまう」危険が立ち上がる。