医療訴訟が話題になっていて
ふと思い出したことがある。
若手の頃、リハビリ中に患者さんが大動脈解離を発症し、意識を失って緊急手術となった。
すぐに来院したご家族に経緯を
説明しようとした、その瞬間に
「この人殺し!!!」
「あなたのせいでこんなことに」
「訴えるから!!」
と激しく罵倒された。
当時の私は、ここまで罵倒されると思っておらず、反論する気力を失い、ただ謝ることしかできなかった。
そんな私を見かねた医師が
「リハビリは関係ない。突発的な発症で、むしろリハビリ中だったから発見が早く、命が助かった」と説明してくれた。
後日、家族は謝罪に来られたが、当時の私は会うことを拒んだ。
そんな中、患者さん本人の意識が
無事に回復して
「あなたの早い対応のおかげで命が助かりました。本当にありがとう。」
と手を握りながら言ってくれたことで
胸のモヤモヤが一気に解消された。
あの言葉が無かったら
この仕事辞めていたかもしれない。