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主人公の母親は、その凡庸さの恐ろしさを体現している。彼女は被害者遺族から見れば疑いなく加害の側に属する。だが、彼女を単純な怪物として片づけると、本作の射程は急に狭くなる。彼女がしがみついているのは、「加害者となった息子」ではなく、「いじめられていた息子」という像である。