名駅の真下で進むリニアの難工事 新幹線ホーム支える杭を取り除く!? ミリ単位のズレも許されない 「名古屋の地層は難しい」
■ミリ単位のズレも許されない難工事 工事の対象範囲だけで、重量は1万トン。名古屋のテレビ塔3つ分の重さです。 (齋藤担当課長) 「これが仮受杭。250トンまで荷重がいれられるジャッキが2つある」 Q.これだけでこのホームを支える? 「これで新幹線の高架橋と仮受の設備を持ち上げる」 最大の課題は、始発の新幹線から日々普段通り運行しているため、工事が影響してはならないこと。 (齋藤担当課長) 「新幹線の構造物については、ミリ単位の計測をしている」 (大石) 「ミリ単位の誤差が場合によっては、大きな事故に繋がるかもしれない」 (齋藤担当課長) 「列車はあすもたくさんのお客さんに利用してもらわなくてはならない。線路のゆがみなどに繋がるので、シビアに管理している」 ■39か所全てでばらつきが出ないように… ジャッキの持ち上げにばらつきが出ると線路に影響が出るため、39か所の杭全てが、完全に水平を保った状態で上げる必要があります。 (齋藤担当課長) 「仮受杭があって、その上にジャッキがある。真ん中が柱、基礎になる」 制御室のモニターでは、ジャッキと元の基礎にどれだけの重さがかかっているかを計測しています。75とは、ジャッキに75%の重さがかかり、残りが元の基礎にかかっている状態。この数字を39か所で常に同じにしないと、ホームの持ち上げ具合にズレが出て新幹線の運行に影響します。 遠隔操作でジャッキを上げ… 「80%から100への荷重導入。ただいま完了しました」 これで、元の基礎には重さがかかっていない状態に。 ■「名古屋の地層は難しい」 2025年10月には、柱の基礎部分が切断され、撤去作業が行われました。 (齋藤担当課長) Q.柱の役割は果たしていない? 「浮いている」 さらに今年2月、こちらも独占映像。地下約8メートルに、大きな空間ができていました。 (齋藤担当課長) 「名古屋の地層は難しくて。水が通りやすかったり、圧力がこもっていたりして、圧を抜かないと吹き出したり、非常に難しい。水位を下げすぎると、新幹線ホームも下がってくるので、ジャッキで押し返してコントロールするのを、いろんな計測値を見てコントロールするのが一番難しい」