国家情報会議設置法案の国会審議が進められている。野党側は「プライバシー侵害だ」などと荒唐無稽な反論をしているが、今回の法案は「新たな諜報機関をつくる」のではなく、警察・外務・内閣・防衛など縦割り情報機関を総括する司令塔の設置にある。なぜか。客観的分析ができないからじゃ。
話は大東亜戦争の末期にさかのぼる。
1944年秋に台湾沖航空戦が行われ、大本営海軍部は「敵空母11隻撃沈」という大戦果を発表し、日本中が大勝利に歓喜の声を挙げた。
そこで、陸軍は「海軍の大戦果を前提にした作戦」を立案した。
それは、フィリピンのミンダナオ島からルソン島へ、大規模に武器弾薬食料を「輸送」する作戦だった。
当然、輸送艦は丸腰じゃ。だって敵空母は壊滅したんだから、敵攻撃機が飛来してくるはずもない。安心安全じゃ。
ところが、陸軍情報参謀の堀栄三という人が、鹿児島県鹿屋基地に行き、海軍のパイロット一人一人にインタビューをしていた。
それは、「どのようにして撃沈の戦果を確認したのか?」という質問だった。
そして、米空母の艦影写真などを見せて、「本当にこれが撃沈するの見たのか」と聞いて回った。
というのも、艦船が被弾から60秒以内に海中に沈むことを「轟沈」といい、61秒経過後に沈むことを「撃沈」というため、
「撃沈」ということは少なくとも1分以上、危険空域である戦場の空に海軍パイロットたちは滞空していたことになる。
ところが、話を聞いてみると爆弾や魚雷投下後、水柱を確認してサッと戦線離脱した、という証言が採れた。
「もし、単なる至近弾による水柱を撃沈と誤認していたらとんでもないことになる」として、堀栄三は陸軍参謀本部で更なる情報を求めた。
すると、ミンダナオ島で陸軍憲兵隊が、米パイロットが落下傘で降りてきたのを逮捕した、という情報が回ってきた。
さっそく尋問すると、「空母から飛んで来たらエンジン不調で脱出した」という。
ありゃ、これはまずい・・。陸軍は大規模な輸送作戦を「敵艦対全滅」という前提で進めている。もし、敵艦隊が健在なら、陸軍輸送部隊は全滅する・・・。
そうして堀栄三は陸軍参謀本部に、作戦の延期と海軍戦果の再確認を上申した。答えは「海軍に失礼だろう」だった。
結果、米艦隊は健在で陸軍輸送部隊は全滅。
中国戦線は1937年から1945年の8年間で40万人の戦死者だったが、フィリピン戦線はわずか半年間で53万人の戦死者をだした。
だって食べ物が海に沈められたから。
大日本帝国は陸軍と海軍と内閣で、それぞれが情報機関をもっていたが、その客観的検証をする機関が無かった。
アメリカやイギリスには、CIAやMI6など、総合情報機関がある。でも日本にはない。
そして、現代。
大規模な艦隊決戦はなくても、外国の軍隊がSNSを使って日々、世論工作をしてくる。
時には新聞・マスコミにその影響力を行使して軍事作戦を行わせていたことが、「フランス軍の分析」で明らかにされ大騒ぎになったことも近年あった。
この中で、日本だけ世界に遅れて「総合司令塔たる情報機関」が無いことは、もはや後進性といえる。
古代ギリシャで、アテネ(デロス同盟)とスパルタ(ペロポネソス同盟)がギリシャの覇権を巡り
戦争をした様子を記録した「ペロポネソス戦史」(トゥキディデス著)には、このようなことが書かれている。
「人々は都合の良い情報だけを信じる」
こないだだってそうだよな。
単に買占めがおきたからナフサが不足したのに「国内にない」という誤情報が拡散された。正確には国内にはあったが買い占められただけだった。
情報は戦争の勝敗を左右する。
その情報を総合的に検証して統括する組織である「国家情報会議」を設置しようというのに、何が「プライバシー」じゃ。
内乱や世論工作の謀議を「プライバジー」とは言わない。
ロリコンが違法な児童ポルノを隠し持っているのバレさせないためプライバシーを口にしても保護には値しないのと同じじゃ。
そもそも、プライハジーの保護とは国家があって初めて成立する。その国家を危機に貶める攻撃の予兆は保護に値しない。
一刻も早く国家情報会議の設置を求める!
被害はいつも一般国民が最初に受ける。
日本がかつて戦争に負けた理由は「資源の不足」ではない。「情報の不足」にあったことを忘れるな!
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(速聴(倍速で聞くこと)はボケ防止にいいぞ!ワシの祖父母も毎日していた。ワシは12才から18才まで毎日速聴して予備校にいかず旧帝に現役合格したから頭の筋トレなんじゃ)
ワシの書いた「新大東亜戦争肯定論」は、歴史カードをこれ以上外交問題にさせないため、歴史認識の正常化こそ日本復活のカギとなる、という考えで6人産み育てる中で一生懸命書いた。 ぜひ読んで日本人として正しい知識をゲットして頂きたい!
amzn.to/3PuxOIc
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写真は公園にいるワシじゃ。