岡山県笠岡市のJR山陽本線笠岡駅前にある地場系複合商業施設「笠岡シーサイドモール」のイオン系大型総合スーパー「マルナカ笠岡店」が2026年4月30日をもって閉店する。
1979年に「ニチイ笠岡店」として開店
笠岡シーサイドモールは、1979年11月に流通大手系総合スーパー「ニチイ笠岡店」として敷島紡績笠岡工場跡地に開店。1997年6月には同社系生活百貨店「笠岡サティ」に業態転換したが、2001年9月のマイカルグループ経営破綻にともない、2002年5月をもって閉店。同年7月に施設所有会社「笠岡マルセン開発(現せとうちエステート)」主導のもと現名称に改め新装開業した。
笠岡シーサイドモールの専門店街。
2021年8月のコーナン導入にあわせて姿を大きく変えた。
マイカル系から地場系に移行するも再生に難航
笠岡シーサイドモールの建物は地上2階建で店舗面積は13,820㎡。
同施設は新装開業にあわせ、瀬戸内地場流通大手系総合スーパー「マルナカ笠岡店」を核に大創産業系100円ショップ「ダイソー」や地場総合衣料/手芸用品店「ウエスギ」を中心とした施設となった。
マルナカ笠岡サティを引継いだマルナカ笠岡店。
一方、マイカルグループ主導による旧運営体制と異なり、瀬戸内資本の物販系専門店で全館を再生することは難しく、同地域初となる大手系パチンコ店「ガイア笠岡店」を皮切りに、2004年10月には玉野競輪オートレース場外車券売場「サテライト笠岡」、2016年12月には山陽オートレース場外車券売場「オートレース笠岡」を導入するなど、公営競技やアミューズメント施設中心の施設として転身していくこととなった。
笠岡シーサイドモール。
コーナン導入による全館再生5年で主要専門店全店閉店
笠岡シーサイドモールでは、2021年8月にマルナカに並ぶ新たな核店舗「ホームセンターコーナン笠岡シーサイドモール店」を導入することで空床解消と集客力向上を実現したが、2023年8月にガイアが閉店(同年10月経営破綻)したことで再び空床が発生することとなった。同施設では2026年3月29日にコーナンが先行閉店、2026年4月30日までにダイソーやウエスギといった主要物販・飲食店舗が閉店する方針を示しており、5月以降施設の大部分が空床となる見込みだ。
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