知床沖事故「責任の重さ考えて」 被害者家族訴え、論告求刑公判
北海道・知床半島沖で2022年に乗客乗員計26人全員が死亡、行方不明となった観光船沈没事故で、業務上過失致死罪に問われた運航会社社長桂田精一被告(62)の論告求刑公判が16日、釧路地裁(水越壮夫裁判長)で開かれた。検察側の論告求刑に先立ち、被害者家族が意見陳述し、被告に対し「責任の重さを考えてほしい」と述べた。 事故で亡くなった鈴木智也さん=当時(22)=の父親は、智也さんが交際相手の女性と事故に巻き込まれたと説明。船上でプロポーズを予定していたといい「息子が二度と帰らない日になると誰が想像したでしょうか」と声を震わせた。智也さんの兄は、公判での被告の言動について「反省が見えない。『記憶にない』『分からない』を繰り返す。強い怒りを覚える」と話した。 17日に弁護側の最終弁論が行われ、結審する。 起訴状によると、悪天候が予想され、安全統括管理者・運航管理者として出航中止を船長に指示するなど、危険を未然に防ぐ注意義務を怠り、船の沈没を招き、行方不明6人も含め乗客24人と乗員2人を死亡させたとしている。
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