4月17日、パブリッシャーであるNETWORKGOは、PocketGameが開発を手掛けるオープンワールド・サバイバルクラフトゲーム『Pickmos(ピックモス)』のSteamストアページが削除されたことを報告した。
同社はプレイヤーからのフィードバックを真摯に受け止めているとし、同作の開発に直接関与していく方針を明らかにしている。
同社は公式Xへの投稿を通じて、プレイヤーの視点からPocketGameの開発チームを監督し、ゲームが継続的に改善されることを保証すると説明している。『ポケットモンスター』や『パルワールド』など、複数の権利侵害疑惑によるコミュニティからの反発を受け、パブリッシャー自らが主導権を握ることで事態の沈静化とプロジェクトの立て直しを図る狙いがあるとみられる。
本作は2026年3月に『Pickmon(ピックモン)』というタイトルで初めて発表された。古代文明とミステリアスな生物「Pickmon」が存在する広大な未開の地を舞台としたマルチプレイヤー対応のゲームであり、最大32人での協力プレイ、モンスターの捕獲、拠点建築、農業、工業の自動化といった要素を特徴としている。
(画像はYouTube「PickMon | Official Gameplay Trailer| Pocketgame | Pickmos」より)
しかし、初期発表の直後から、本作はゲーミングコミュニティからの激しい非難を浴びることとなった(参考:Reddit)。公開されたトレイラー映像内に登場する「ピックモン」の造形が『ポケットモンスター』の既存キャラクターに酷似していたことや、UIやサバイバル要素、拠点建築などのゲームメカニクスが『パルワールド』のシステムをそのままトレースしたような作りであったためだ。
それにくわえて、『ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド』のパラセールに似た滑空モーションや、『オーバーウォッチ』のロードホッグの3Dモデルを流用したと思われるNPCの存在など、他ジャンルの複数作品からの模倣も指摘されていた。
発表後となる4月10日、開発元は現在の『Pickmos(ピックモス)』へとタイトルを変更する声明を出している。名称変更の理由は「エコシステム」や「コスモス」といった意味を込め、ブランドのアイデンティティや世界観により適合させるためと説明された。
しかし、ゲーム内に登場する生物の総称については引き続き「Pickmon」を使用すると明記されており、商標権に関わる法的なリスクを回避するためだけの表面的な対応であるとの指摘もある。
今回、Steamストアページが削除され、パブリッシャーが開発を直接監督すると発表された。指摘された多数の問題点に対して今後どのような修正が行われるのか、プロジェクトの動向が注視される。