サンショウウオの遺伝的多様性研究でのんほいパークなど成果
愛知教育大学と共同で
豊橋総合動植物公園(のんほいパーク)と愛知教育大学の共同研究チームは、県内に生息する絶滅危惧種のサンショウウオ2種に関する遺伝的多様性の研究成果をまとめた。渥美半島に生息するヤマトサンショウウオの集団が、現在も比較的良好な遺伝的状態を保っていることが判明した。 研究チームは2020年から郷土の希少両生類の保全に向けた調査を続けてきた。ヤマトサンショウウオは近畿地方東部から中部地方南部に分布する小型のサンショウウオで、県内では渥美半島のみに生息している。生息数の減少が著しく、県レッドリストでは絶滅危惧1B類に指定されるなど絶滅が強く懸念されている。今回の調査で田原市内の36個体のミトコンドリアDNAを解析したところ、岐阜県や滋賀県などの他地域の集団と同程度の遺伝的多様性が維持されていることが裏付けられた。この結果は、今後の保全施策を検討する上で極めて重要な知見となる。