代表して学校生活への思いを語る9年生=富山市の水橋学園

統合に伴い、閉校となった小中学校の校章が1階の廊下に飾られている

 富山市水橋地区の5小学校、2中学校を統合して設立された市内初の義務教育学校「水橋学園」の開校式が9日、水橋中村の新校舎で行われた。1年生を除く児童生徒約640人、教職員らが地域の未来を切り開く学びやとして末永く発展することを祈った。藤井裕久市長は子どもたちが学びの楽しさを感じられる場所にするとし、「希望と活力の拠点となることを願ってやまない」と話した。

 中﨑健志教育長の開校宣言に続き、藤井市長と河原弘幸校長が校旗を立てた。市長は式辞で「失敗を恐れず、果敢に挑戦する気持ちを持って新しい仲間との友情の輪を広げ、夢、希望に向かってさまざまな活動に一生懸命励んでほしい」と呼び掛けた。

 新田八朗知事は「仲間とともに学び合い、未来を切り開く力を存分に身につけてほしい」と激励し、富山市議会の柞山数男議長、水橋地区学校統合推進委員会の花井秋男委員長も祝辞を贈った。河原校長はあいさつで、子どもとの対話を大切にしながら特色ある教育活動を展開するとした。

 同学園は9年間の小中一貫教育で学年段階を「4-3-2」に区切る。水橋の自然・産業などをテーマに探究的学習に取り組む「水橋学」、日常生活で英語に慣れ親しむ機会を設けるイマージョン的教育、中学の部活動を5年から一部体験するプレ部活動を行う。得られた知見を市内の小中学校に反映させる考えだ。

 開校式では、9年生の設楽歩蒔(あうる)さん(水橋中出身)と八木悠貴さん(三成中出身)が代表して「ともに学び合い、助け合いながら自分自身の可能性を大きく広げたい」と抱負を述べた。

 生徒と同じ校舎で過ごすことに児童からは歓迎の声が上がり、6年生の濱田紗来(さら)さん(水橋東部小出身)は「プレ部活動でバドミントンを頑張りたい」と笑った。設楽さんは「一人一人の意見を大切にしながら、笑顔あふれる明るい学校にしていきたい」と最上級生としての決意を語った。

 同学園は水橋中部、水橋西部、水橋東部の各小と、先に三成小として1次統合した三郷小と上条小、水橋中、三成中が統合した。

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