母親は陰性なのに児童331人がHIVに感染…パキスタンの病院、注射器の再使用が原因
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2026.04.15 14:09
パキスタンの病院で、注射器の再使用という非衛生的な医療行為により、児童300人余りがヒト免疫不全ウイルス(HIV)に感染した。
14日(現地時間)、BBCなどによると、パキスタン・パンジャブ州タウンサ地域のある公立病院で、2024年11月から約1年間にわたり、少なくとも331人の児童がHIV陽性と判定された。
調査の結果、院内での汚染された注射器の再使用が、今回の事態の主な原因として指摘されている。感染した児童の母親の大半はHIV陰性と判定されており、妊娠や出産の過程で感染する母子感染の可能性は低いとみられる。
報道によると、病院では医療従事者が使用済みの注射器を多回用バイアルに差し入れて残液を取り出し、その同じ注射器を複数の児童に10回以上使用していたことが確認された。汚染された注射器により薬液が入った容器全体が汚染され、これが感染拡大につながったと分析されている。
これについて専門家は「針だけを交換しても、注射器の本体(シリンダー)にすでにウイルスが残っており、感染を避けることはできない」と指摘した。
当該病院では、看護師が素手で医療廃棄物の容器をあさったり、医師が消毒済みの手袋を着用せずに処置を行うなど、基本的な衛生規則も守られていなかったことが明らかになった。
この病院では、HIVに感染した8歳の男児が高熱に苦しんだ末に死亡するなど論争が広がると、当局は昨年、当該病院長を停職処分にした。
専門家らは、パキスタンにおける注射の過剰処方を好む文化と医療用消耗品の不足を、今回の集団感染の主な背景として指摘している。
2019年にもパキスタン南部シンド州の小都市ラトデロで、医師が汚染された注射器を繰り返し使用したことによりHIVの集団感染が発生した。当時の感染者は1000人余りに達し、このうち12歳以下の児童が900人を占めた。
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