いじめとして晒された動画、両者合意の暴力行為だった? 暴露系アカウントによる私刑の問題点が浮き彫りに #エキスパートトピ
いじめ動画の暴露を始めた暴露系アカウント「DEATHDOL NOTE」が1月10日に投稿した福井県立坂井高校の暴力動画について、同校が11日に公式サイトで声明を発表しました。
声明によると、動画は2023年に撮影されたもので、映っている2人はすでに在籍していないとのことです。
また、暴力を振るった人、振るわれた人ともに警察に相談しており、動画の拡散は不本意であること。そして振るわれた本人が削除をDEATHDOL NOTEに対して求めたとのことです。
問題の動画は削除され、現在は閲覧できなくなっています。
ココがポイント
福井・坂井高校の校内暴行動画拡散 顔面に膝蹴り連打、DEATHDOL NOTEが投稿し波紋
出典:coki (公器) 2026/1/10(土)
行為者と被行為者は動画拡散を認識した昨夜、それぞれが警察に相談し、動画の拡散については不本意
出典:福井県立坂井高等学校 2026/1/11(日)
DEATHDOL NOTE (サブ垢)@deathdolnote
ポケカメン@配信者@GC5R5OGIKgV0yvz
エキスパートの補足・見解
問題の動画の削除後、DEATHDOL NOTEは動画内で蹴られていた人からの抗議DMのを公開(現在は削除済)。そこには「被害者として勝手に出されてとても不愉快」と書かれていました。
また、蹴られていた人は別の暴露系アカウントの配信でも経緯を説明しており、動画は両者合意のもので、切り取られているとのことでした。
SNSにおける晒し行為には、「いじめ被害者が加害者に仕立て上げられる可能性がある」、「第三者が間違われた場合、取り返しがつかなくなるのでは」といったことが不安視されていました。
DEATHDOL NOTE側は「いじめ動画の公開については精査する」と過去に説明していましたが、少なくとも今回の事例ではその精査は十分に機能していなかったことになります。
これが、私刑の怖いところです。
たしかにSNSでいじめ動画を公開して拡散させれば対応までのスピードは早いかもしれませんが、それが事実でなかった場合、その早さゆえに取り返しがつきません。
動画に映っていた人物はすでに加害者として拡散しており、SNSユーザーが逆にいじめをしている状況となっています。
※「スパーリング」の表記を両者合意の行為へと修正しました。