パチンコ店で「油ゴト」目的か、公務員逮捕 店側「許されない行為」
パチンコで不正な「ゴト行為」をするために入店したとして、福岡県警は14日、みやま市職員の竹下拓哉容疑者(31)を建造物侵入の疑いで逮捕し、発表した。「油を塗ると、玉の動きが変わり、当たりやすくなると思ってやった」と容疑を認めているという。
朝倉署によると、14日午後1時ごろ、玉を不正に出す目的で、筑前町内の営業中のパチンコ店へ入った疑いがある。
おしぼりに油を染みこませてパチンコ台の玉に塗る様子が店の防犯カメラに映っていたという。
「油ゴト」とは
玉に油を塗って摩擦を変え、パチンコ台の入賞口に玉が入りやすくしようとする不正行為は「油ゴト」と呼ばれる。系列店でも被害が確認されているといい、署が関連を調べる。
被害を受けた店舗を運営する会社の担当者は朝日新聞の取材に「パチンコ業界全体が油ゴトを許していない。勝ったり負けたりと、純粋にパチンコを楽しんでいるお客様もいるなか、油ゴトはその楽しみに不公平をもたらす、許されない行為」と話した。
担当者によると、今月に入って別の店舗で台が油でべたついているという被害があり、防犯カメラに映った人物の情報を系列店で共有した。
今月14日、その人物とよく似た男が今回の被害店舗に来店。店のおしぼりに油のようなものをしみこませ、指で触って玉をつかむ様子が確認され、店側が110番通報したという。
教育長「おわび」
みやま市役所によると、竹下容疑者は学校教育課に所属する会計年度任用職員。スクールソーシャルワーカーとして4月1日に採用された。
職員逮捕をうけ、藤岡育代・みやま市教育長は「関係者並びに市民の皆さまに多大なるご迷惑とご心配をおかけしましたことを深くおわび申し上げます」とするコメントを出した。
「警察の捜査に全面的に協力し、事実関係を確認のうえ、厳正に対処してまいります」としている。