『恨み屋本舗』の「悪魔のフェミニスト編」とColaboについて
『恨み屋本舗』とは
『恨み屋本舗』は、集英社の『ビジネスジャンプ』や『グランドジャンプ』で2000年から連載している漫画です。
『怨み屋本舗WORST』『怨み屋本舗DIABLO』などとシリーズごとにタイトルを変えつつ、連載は26年目。
単行本は97巻も出ていて、累計発行部数は730万部です。
巻数と部数
2018年に64巻で400万部で、2025年に95巻で730万部に到達。
累計部数は年に30万部とかのペースで増えていき、売れている漫画であることは間違いないです。
『グランドジャンプ』に載っている数字は、
・2023年4月5日:630万部
・2023年7月5日:640万部
・2023年8月2日:650万部
・2023年10月18日:670万部
……という感じに、ポンポン増えていきます。
※2023年6月19日発売の『怨み屋本舗DIABLO』3巻(通巻83巻)に「悪魔のフェミニスト編」というエピソードが収録されているのですが、そのあたりで少しペースが上がっている(?)っぽいです。
時事ネタ的な内容
『怨み屋本舗』には、時事ネタ的な内容が出てくることがあります。
2018年3月20日から「漫画町」が登場。
2019年7月3日から「上級国民が交通事故を起こす話」。
女性支援団体のエピソード
そして、2022年9月のこと。
「Colabo(コラボ)」という社団法人が、支援対象の女性をタコ部屋に住まわせて生活保護を受給させ、私益を図っている……というデマが、ネットで拡散されました。
すると、2023年4月。
「エンゼル」という社団法人が、支援対象の女性を小部屋に住まわせて生活保護を受給させ、私益を図っている……という内容が、『怨み屋本舗』に載りました。
この辺りが、当時「Colabo」がかけられていた疑惑と重なるところがありました。
なので、『グランドジャンプ』で読んでいた印象としては、過去回で「漫画村」や「池袋暴走事故」を元ネタにしていたように、今回は部分的に「Colabo」を元にしたエピソードなのだろうと感じられました。
ただし、現実の「Colabo」と『怨み屋本舗』の「エンゼル」には相違点が多く、パッと見の印象ほどには似ていません。
(たとえば、「住民に売春をさせている」は「エンゼル」だけの話です)
『怨み屋本舗』では、「池袋暴走事故」を元にしたエピソードでも、「本当は孫娘が起こした事故だった」などと実際の事件とは別物のストーリーにしていましたし、そういう感じの元ネタがあるフィクションに見えました。
「colaboをモデルにしてない」
なお、『怨み屋本舗』の作者の栗原先生は、「colaboをモデルにしてない」と仰っています。
確かに、『怨み屋本舗』では「貧困女性の顔に硫酸をぶっかけることで同情を買って寄付を募る」といった場面まであるので……。
こんなのを「Colaboをモデルに描きました」とか言ったら名誉毀損モノです。
とはいえ、「貧困女性を小部屋に住まわせて生活保護から搾取」を含む女性支援団体を題材にしたエピソードを2023年に描いたとなると……。
「漫画村」や「池袋暴走事故」を素材にしたように、時事ネタから膨らませたフィクションではあるようには見えました。
あれほど時事ネタが多い漫画で、現実の話題とは無関係に2023年に女性支援団体の話を描いたとも考えづらくて……。
『怨み屋本舗』と「Colabo」の関連度をどう捉えるかは、読む側が何を重視するかによって判断が分かれそうで、少しややこしいです。
目次
……と、だいたいそういう話なのですが、もう少しだけ詳しめに書いてみたのが、以下の長文になります。
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ちゆ12歳のオタク日記
芸歴25年、バーチャルネットアイドルちゆ12歳のコラムです。漫画、アニメ、宗教などについて書きます。
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