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備蓄があることは親戚にもゼッタイ言うな!~震災サバイバーのガチ生存術~

この記事は約3000文字、10分ほどの内容です。

イラン戦争による物資欠乏が始まっています

2026年3月1日より始まったホルムズ海峡の封鎖によって、日本には原油・天然ガスをはじめとするエネルギー燃料や化学材料が届かなくなりました。
この記事を書いている3月22日現在、さまざまな分野で「価格高騰」「営業停止」「生産ストップ」などのニュースが見られます。

危機感を持って早くから備蓄を増やそう

パニックを誘発させる気はありませんが、それでも普通に生活する庶民としては、足りないもの、今後も必ず使うものについて、買い足して備えるべきだと思います。あくまで「必要な分」を各自で判断し備蓄しましょう。多くの人々が慌て始める前に。

そして、その際に大事なことを、震災を何度も経験している自分からアドバイスします。とても冷酷な内容ですが、しかしとても大事なことです。

他人に教えてはダメ。絶対。

ここで気を付けるべきは、「たくさん買えた」「十分な備蓄がある」などの情報を、他人と共有しないことです。言わない。教えない。自慢しない。

・・・ちょっと言いたくなる気持ちも分かります。友人や仕事の仲間や親戚などに、「あそこで買えた」「あっちにアレがあったよ」と親切心で言いたくなりますよね。でも言わないほうがいいです。

これは、宝くじが当選したなどの情報と同じです。深刻なトラブルの原因になります。家庭が壊れます。冗談や大げさで言っているのではありません。


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「譲ってくれ」がマジでキリがない

▼相手にとっては「頼れる人」は貴方だけ

食料や消耗品などを誰かに一度でも分け与えたり、「ある」と教えてしまうと・・・

お店でそれらを買えなくなった後、友人や知り合いにとっての「アテ」は貴方だけになります。足りなくなるたびに「もうちょっと」「お願い」が続くことになります。他にアテが無いわけですから。そうするしかないんです。

▼ウワサを聞いて知らない人も来る

そして、人の口に戸は建てられません。「なんとかあの人に譲ってもらえた、あの人は本当にいい人だ」という、本人にとって悪気はないホメ言葉でも、それが「必要物資を持っている」「頼めば譲ってくれる」という情報として、広まります。

友だちの友だち、親戚の友だち、同僚の親など、「もしまだあるようなら…」と頼ってくることになります。すごく断りづらいですよね。

▼もう無いと言っても・・・

自分達が使う分だけを残して、あとはもう出さない!と決めたとしても、次の人が「こっちの方が大変だから、そちらで使う用のものを少しだけくれ」と言ってきたら、どうでしょうか。

もともと備えをしていた貴方より、本当に何もない人が、「せめてトイレットペーパー1巻だけでも」「ここまでガソリン使ってきたのに」「子供もいるのに」と言ってきたらどうしましょうか。

「手ぶらで帰れ」と言えるでしょうか。何度も。誰が相手でも。

▼出さないと自分が悪人あつかいになる

人間と言うのは勝手なもので、もし何も渡さずに帰した場合、「必死でお願いしたのに」「ほんの少しも助けてくれない」「帰れと言われた」「冷たくされた」「門前払いされた」「あの人には譲ったのに私には譲ってくれなかった」などなど、さまざまな理由で「悪人」として、不満のはけ口にされます。

災害時はみな気が立っています。平時なら「こちらが図々しい事を言ったな」と謙虚に思える人でも、「自分の生活や命が掛かっているのに…」「友達だと思っていたのに…」という、恨みのキモチがどうしても出てきます。

親切心で貴重な物資を他人に配り続けたのに、最後には大悪人になってしまうんです。理不尽ですよね。

▼自分が困っても相手は助けてくれない

そして、自分の分まで分け与えてしまって、足りなくなって、困って困って今度は自分が今まで助けた人を頼ろうとしても。返したり、分けてくれたりはしないです。情勢はもっと厳しくなっていますから、その余裕がないんですね。

むしろ「あの人は冷たい」「相手によって態度を変える」などの悪評が広まっているために、過去に助けたハズの人たちから、かえって責められたりすることもあります。

「最初はいい人だとおもったけど」「そんな人だとは思わなかった」「裏切られた」などですね。経緯を考えればひどすぎる話ですが、相手も生きるために必死ですから、断るための言い訳や理由があれば使ってしまうんです。

▼自分と家族を守れなくなる

そして結果的に、自分たちが困ることになります。他人に良い顔をするために、家族が犠牲になります。

一家のお父さんが、仕事の部下や同僚に対して。お母さんが、ママ友同士の助け合いのために。良かれと思ってやってきた結果、子供など、決定権や自分で調達するすべを持たない家庭内の弱者が、ワリを食うことになります。

震災離婚の原因にも。優先順位が重要。

ここまでの話を見て、「そんな酷い話がそうそうあるわけない」「自分の周りには良い人しかいない」「人間を信じていない薄情者の考えだ」などと感じたかもしれません。

しかしですね。これ、僕が過去に見聞きした、実体験なんですよ。これが原因で離婚した家庭、激しい夫婦ゲンカや親子ゲンカ、多数ありました。

本当に大事なのは誰なのか、大人として守るべき対象は誰か、最初の最初から焦点を定めて対策をするべきです。

具体的な対策

▼対策1:いつも「足りてない」で通す

他人とその手の話になったら、「ウチの分だけはある」なども禁句です。「ぜんぜん足りそうにない」「どうしようか困ってる」「そっちはどうしてる?」で通します。

▼対策2:余裕があるように見せない

ソーラー発電システムでのお風呂なども、「使える」と思わせずに「故障中」であるなどの見せ方をします。配給品も最低限は貰いにいくようにします。

▼対策3:他者には公的な支援情報を教える

公的な支援情報を常に把握し、雑談の際には「情報提供」という形で助け合いをしましょう。罪悪感を持たないための対策にもなります。

▼対策4:大切な相手は慎重に助ける

大切な友人や親戚を見捨てる訳にもいかない、という場合は、いよいよギリギリだと思った限界点を見極めて、「これが最後のぶんだけど、分けよう」と言って渡すようにします。最初から助けない。余りがあると思わせない。依存させないことも重要です。

また、家族にも必ず相談し、勝手に限られた食料や物資を消費しないようにしましょう。それは貴方から家族への愛を可視化したものです。他人に軽々しくあげていいものではありません。

ここまで書いたけど、結局は好きにしてください

今回は、私の経験則からアドバイスを書きましたが、人として、仲間として、非常に心が汚い、美しくない、醜い、身勝手で、協調性の無い、とても許されない、助け合いの精神に欠ける、社会性動物としての本能を忘れた、まるで獣のような、極悪非道な、卑怯者の行為・・・に見えた人も多いと思います。

最終的には、皆さんが後悔のない人生を送れるよう、ご自分で適切な判断をなさってください。それがイチバンです。極限状況で何を優先するか。それは他人が決めていいことではないです。

自分の場合は、家族だけが最優先。そのユニット以外は非常時は冷酷にシャットアウトしますが。それは私の生き方であって、他人もそうとは限りません。

繰り返しになりますが、後悔のないように行動してください。
出来るだけ家族と一緒に考えながら。

ではでは。

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