陸自音楽隊コンサート | 晴走雨読な日々〜Days of Run & Books〜

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何やら東ヨーロッパが大変なことになっていますが、そんな時に自衛隊音楽隊のコンサートに行って来ました。

 

自衛隊の音楽隊というと、オリンピックを始め国家行事などの式典で演奏するのを見るくらいでしたが、各音楽隊が定期的にあちこちで演奏活動をしているそうです。今回聴きに行ったのは、陸上自衛隊中部方面音楽隊のスペシャルコンサートです。

 

ラン友さんから「抽選で当選したチケットが余っているので、聴きに行きませんか?」と声をかけてもらったので、なかなか無い機会と思って行ってみました。会場はなんとあのフェスティバルホールです!

 

定員2,700人のホールに無料で入れるとあって、抽選倍率もかなり高かったみたいです。(今回に限らず、自衛隊音楽隊のコンサートは人気があるそうです。開催費用はもちろん我々の税金でしょうけど。)そんなわけで、客層も小学生からかなりの年配の人まで幅広い。

 

2月24日、ホールの入り口は開場前からすごい人です。友人と待ち合わせて入場。ロビーでは、ゆるキャラの「まもるくん」が迎えてくれたり、自衛隊のグッズ抽選があったりと、いかにもという雰囲気です。

 

座席は二階席の右寄りのかなりいい席でした。開演前から、団員有志のミニコンサートの演奏がされていたので、パチリ。

 

18:30 開演。もちろんほぼ満席状態でした。オープニングはもちろん「君が代」の演奏でした。コロナ禍なので入場者の斉唱はありません。

 

最初に、地元の議員さんとか、中部方面隊元総監の挨拶(これが結構長かった^^; )があり、やっと演奏が始まりました。

 

(「中部方面隊」というので中部地方を管轄していると思っていたら、中部西部、近畿、中国、四国の2府19県が含まれるのを初めて知りました。総監部は伊丹にあるそうです。)

 

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第一部は、主にクラシック音楽などの硬い曲目が中心。

 

歌劇「ナブッコ」序曲(ヴェルディ)

オペラの有名な曲を、このコンサートのために吹奏楽に編曲したもの。

 

デカンショ・ラプソディ

ブラスバンドでよく耳にする曲ですね。有名な「デカンショ節」のバリエーション。

 

アヴェ・マリア(カッチーニ)

世の中に数多あるアヴェ・マリアの中でも有名な一曲。ソプラノソロは団員の鶫真衣(つぐみまい)さん。TVなどで度々取り上げられているので、この人目当てにコンサートに行く人も多いようです。言葉の発声が聴きやすくて透明感のある声ですね。

 

初めて生で聴いた音楽隊の実力はというと、(私の勝手な感想ですが)高校の全国大会レベルでしょうか。50人を越す編成なので迫力はありますが、個々のパートのまとまりがイマイチといった感じです。体力がある?ので音量もすごいですが、ちょっと荒削りなところも。

 

指揮者(音楽隊長)や鶫さんはじめ、隊員の中には音大を出ている人もいるので、入隊前にちゃんと訓練を積んでいるようです。因みに鶫さんが入隊しようと思ったのは、東日本大震災で慰問に訪れた音楽隊の演奏を聴いたのが理由の一つだとか。今や音楽隊の歌姫として、あちこちに引っ張りだこのようです。

 

続いて、いかにも自衛隊らしい曲目の演奏。

 

行進曲「桜雲」(おううん)

中部方面音楽隊の委嘱作品だそうです。

 

払暁雄誥(ふっぎょうゆうこく)〜あかつきの歌〜

神武天皇の東征(日向高千穂→大和橿原)をテーマに作曲されたもの。

歌詞に「撃ちてし止まぬ もののふの」とか「千代に八千代に言祝ぎて」とかが出てくるので、「いかにもなぁ」と思って聴いていました。鶫さんのブラス演奏に負けない圧倒的な歌唱力が聴き応えあり。(もちろんマイク使用ですが)

 

休憩中に珍しく緞帳が降りていたので、パチリ。オープンステージが多いので初めて見ましたが、昔の大阪の街並みが描かれていますね。ステージの両端には日の丸と団旗が置かれています。

 

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第二部はちょっとくだけた感じの構成でした。

 

ミュージック・タイム・トラベラー

小学生くらいを対象にした音楽イベントのために作られたようなステージ。団員が小学生や先生に扮して寸劇をしたり、プロジェクターで投影したりと、なかなかよくできた演出でした。取り上げられた曲も、バッハやベートーヴェン、モーツァルトなどのクラシックから、アメリカのジャズ、日本の唱歌、ベンチャーズやビートルズのロックまでカバーされていて、駆け足で音楽の歴史を学ぶといった感じです。

 

最後は鶫さんが歌うミュージカル「アニー」の"Tomorrow"で締めるという構成。今回が初演ということですが、息もぴったりで入念いリハーサルを重ねたあとが伺えました。

 

最後はやっぱりこの曲。

組曲「Ray of Water」

令和元年の天皇即位の祭典で演奏された奉祝曲です。前日が天皇誕生日だったのも踏まえての、この日の演奏だったのでしょうか?

 

ブラス演奏だけでなく、 ピアノソロもあり、第3楽章は祭典の時にアイドルグループ「嵐」が歌ったことで知られている「Journey to Harmony」を、これも鶫さんの歌と団員のバックコーラスで歌い上げました。

 

歌詞の中に

「君が笑えば 世界は輝く .....(略)..... 僕らのよろこびよ 君に届け」

とありますが、君=天皇という解釈もできますね。

 

カーテンコールの後、アンコールやるのかな?と思っていたら3曲もやってくれました。

・「そして、未来へ」

・陸上自衛隊歌「この国は」

そして最後はなんと「軍艦マーチ」でした。

 

音楽隊といっても自衛官なので、ステージ衣装は制服をアレンジしたものです。鶫さんの衣装もドレスですが、ちゃんと階級章がつけられています。

 

音楽科の隊員として演奏練習がメインといっても通常の訓練もあるはずで、結構大変だと思いますが、ほぼ四六時中演奏できる環境は、ある意味他の演奏家より充実しているかもしれません。

 

なかなかステージで聴く機会のない自衛隊音楽隊の演奏でしたが、思いがけず貴重な体験ができました。帰り際のロビーではちゃっかり鶫さんのCDが売られていました。(でも、これ売れても彼女には一円も入ってこないだろうな 苦笑)

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