【ワシントン=杉本康士】米紙ウォールストリート・ジャーナル(WSJ)は12日、トランプ米大統領がイランに対する限定的な空爆の再開を検討していると報じた。パキスタンで同日まで行われた米イラン協議が不調に終わったことを受けた措置だという。圧力を強めることで、イラン側から妥協を引き出したい思惑とみられる。
WSJによると、政権内では本格的な空爆の再開も検討されている。だが、中東地域の不安定化を招きかねない上、トランプ氏自身が紛争の長期化を望んでいないことから可能性は低いという。
トランプ氏は7日に2週間の停戦合意を発表する直前まで、イランがエネルギー輸送の要衝ホルムズ海峡を開放しなければ、電力インフラや橋などを徹底的に攻撃する構えを見せていた。12日に出演した米FOXテレビの番組でも「そんなことはしたくないが、イランの水道、海水の淡水化施設、発電所を攻撃するのは簡単だ」と述べていた。